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「Borderless World」5年 テーマ学習 レポート5

【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】互いの人権・自由・正義の尊重が平和の基礎となる。

<テーマ学習 レポート>

さて5週目では、それぞれが選んだ人権問題について

「それはどんな問題なのか?」

「起こっている原因や背景はなにか?その中で何が一番問題なのか?」

という視点で調べを進めながら、自分なりの”平和の主張”を考えていきます。

強い感情を抱いた問題だからこそ、「人に伝えたい!」と思っているのは皆同じ。しかし問題についての説明が足りないと、そもそも何について話しているのかわかってもらえない。かといって、事細かに話し過ぎても、ニュース原稿を読んでいるようで感情が全然伝わってこない。

想いを伝えるためにどんな工夫ができるだろう?

その言葉で、その口調で、伝えたいことが伝わるだろうか?

みんなのスピーチを聴き合い、他のキッズやスタッフに何度も突っ込まれながら(笑)、試行錯誤していきます。

 

そのうえで、「問題を解決する、あるいは変化を起こすためにはどんな考え方や行動が必要か?」

この正解のない問いに向かい合いながら、子どもたちはただただ「うーん難しい、どうしたらいいんだろう」と唸り続けるのみ。時たま「あ、思いついた!」と口にする子がいるので、その提案内容を聞いてみると、正直うわっつらで短絡的。どうも思考がもう一歩深まっていない様子でした。

「しょうがないよね。だって実際自分に起きている問題じゃないもん」

「小学生には、やっぱり問題が大きすぎて難しいよね」

そう言ってしまえばそれで終わりかもしれません。
ですが、もう問題を知ってしまった以上、知らないふりをするのは無関心よりもひどい無責任というもの。それこそ、自分さえよければいいという考え方につながってくるのではないでしょうか。

どうしても害を被る側の目線に立って問題を見がちだけれど、害を及ぼしてしまう側はどんな気持ちなんだろう?どんな環境にいるんだろう?なぜそうしてしまうんだろう?

そんな投げかけをしていくと、「あっ!」と表情を変えていく子どもたち。それがオンライン上でもよくわかりました。

一方だけの視点では見えなかった関係性や思考が浮かび上がってくると、問題解決の仕方も全く違ったものになってくる。そこに”平和への糸口がある”ことに、気づき始めたのでした。

書籍『平和をつくった世界の20人』を参考に、平和活動に生涯を費やした偉人たちの言葉に触れたり、キング牧師のスピーチや、環境活動家セヴァン・スズキのスピーチを見たりしながら、熱意あるものは人の感情を動かすことを実感していきます。

さぁ、そんな思いを自らのスピーチに込め、いよいよ五人五様のスピーチが完成いたしました。

 

MK


(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2019年度 年間プログラム(PDF)テーマ学習一覧表(実施内容)

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