【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】歴史の痕跡の発見は、時代の変化を洞察する旅に私たちを導く。
<テーマ概要>
私たちは、より快適に住んだり過ごしたりするために、自然の地形が活かせる場を選ぶことや、生活に合わせてその場を変えていくことができます。そして、人が集まることでまちが形成されていきます。東京という土地は、人々の手によってつくられてきたまちであり、今もなお変化し続けています。その動きを感じとるために、普段、何気なく歩いている東京のまち並を視点を変えて歩くことで、時代の変化を洞察する旅にしていくことに挑戦します。題して「時空因縁の旅」であります。歩きゆく中で、東京が都市となる基礎がつくられていった江戸時代へと遡り、今現在と比較、そして未来へと思いを馳せていきます。
今回は、江戸城のあった皇居周辺、皇居から日本橋、そして、日本橋から浅草橋までのフィールドワークを数回にわたって行っていきます。ミッションは、歴史の痕跡を発見すること。「紅葉山見っけ隊」で培ってきた「発見」と「疑問」を繰り返す学びのアンテナを働かせ、「ココドコ」で身につけた地図情報の知識と空間把握の力を活かし、痕跡を発見していきます。見つけ出した痕跡が何を意味しているのか、どうしてここに存在しているのか、情報を収集しながら江戸のまちを想像しつつ、現在に至るまでの変化を辿っていきます。最後には、これぞ「時空因縁の旅」といえる発見を吟味し、その発見を軸にして時代の変化を物語として語ります。
時空因縁の旅ができれば、どのまちを歩いても瞬く間に時代の変化を洞察する旅を楽しめるようになっていけることでしょう。
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2019年度 年間プログラム(PDF) ・ テーマ学習一覧表(実施内容)