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「築きに気づく」2年生 テーマ学習 レポート1

【学年】2年生
【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】構造よく力を制す。

<テーマ学習レポート: イントロダクション>

毎回テーマが始まった初日に必ず行うのが、先行知識の確認。というわけで今回もIntroductionとして、まずは『築』の漢字を探究するところから始めました!

この漢字[築]を見たことある人は?と聞いてみると、、、
ある(5人)、ない(3人)という結果に。

「じゃあこの漢字から想像できることは?」と質問すると、真っ先に手をあげたキッズが「竹とか木っていう漢字が入ってるから、自然に関係あるのでは?」と発言するではないですか!

しょっぱなからこの予想の鋭さ。成り立ちを意識する見方、すばらしいですね。おぉ〜!とこちらも唸ってしまいます。

すると、真ん中の「巩」に気づいたキッズが「恐竜っていう漢字に似てない?」とポツリ。すると「船っていう漢字っぽい」「なんか蟻が林の間を歩いているようなイメージ」など、矢継ぎ早にいろんな見方が出てきて、大盛り上がり。これまで見たものや知っているものに紐付けて、どんどん話は広がります。

そのうえで、「すごくユニークな想像だけど、実際はどんな意味が込められているんだろう?」と、成り立ちを見ていくことにしました。

竹や木はみんなが予想したとおり、自然にある素材ですが、
わからないのは「」の部分。

分解してみていくと、「工」という漢字があることに気づきます。
知ってるか聞いてみると、「工事中だ!」という意見が出てきました。
「じゃあ工事ってどうやってるの?」と返すと、タンクロリー、ショベルカー、クレーンとか使ってるー!とのこと。そうだよね、人が手で工事してるとこ見たことないなぁというと、「あ、釘とかトンカチとかも使ってるよね」と、大きいものから小さいものに至るまで、出るわでるわ「工事」にまつわるモノの数々。「ということは、なにかを使ってるんじゃない?」と、ピンときたキッズが! おそるべし、まさにその通りで「工」は道具を表す漢字です。

そうやって、竹や木でできた道具を人が持って使う様子が、『築』の持つ漢字の意味だということを知ったキッズたち。

ということは、、、「築きに気づく」ってもしかして、

・「なにかをつくる」ということかな

・「なにかをつくってる人」に気づくということかな

・「なにかをつくる道具」に気づくということかな

と、頭をぐるぐるさせ始めましたよ〜。

毎年2年生でやる本テーマですが、その年に一緒になるキッズによって、全然違う気づきがもたらされるのが醍醐味です。
チーム「今二千和」は、一体これからどんなことに気づいていくのか、築きに気づく旅は始まったばかりです!


MK


(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2019年度 年間プログラム(PDF)テーマ学習一覧表(実施内容)

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