【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】禍福は糾える縄の如し。
＜テーマ学習＞ 〜概要
私たちの生活は、どこにいても自然と深く結びついています。古代インド哲学の宇宙の五大構成要素「地・水・火・風・空」、中国古代思想の陰陽五行説「木・火・土・金・水」、そして日本の伝統的な美意識を表す「花鳥風月」などに見られるように、人間は本来、自然の一部としてその恩恵を受けながら生きてきました。しかし、私たちは欲望に支えられた発展や便利さに囲まれた都市生活の中で、自然の恩恵を実感しにくくなっています。その一方で、自然は忘れたころに災害として大きな脅威をもたらします。
本テーマでは、まず身近に潜む自然とのつながりを見つめ、自分たちの生活がどのように自然に支えられているのかを考えます。そして、同じ自然が状況によって恩恵にも、脅威にもなるという二面性に気づいていきます。さらに、自然災害が発生する仕組みや地域特性を学び、どのような備えが必要かを探究します。
こうした学びを通して、自然への畏敬と感謝の心を育みながら、自然の恩恵と畏敬が縄のようにより合わさって存在する世界で生きていることを理解し、いかに生きていくかを考えていきます。
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（参考） TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2025年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表（実施内容）