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「『紅葉山』見っけ隊」1年生 テーマ学習 レポート2

【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】場には限りない「!(発見)」と「?(疑問)」のタネがある。

<テーマ学習 レポート> week2〜week3

知っている面白いものではなく、知らない面白そうなものを見つける。

このミッションは、言い換えれば、楽しいことを与えられてするのではなく、自らが楽しさを創り出していくことにあります。

「何これ?」「なんであるのかな?」「こんなもの見つけちゃった!」と思わず言ってしまうものとの出会いを目指して、探険開始です。

見つけてきたら、それに名前をつけてみます。知らないものだからこそ、観察して特徴を捉え、持っている知識とつなげて、名付けていきます。思いつかなければ、仲間の見っけ隊員やスタッフからのアイデアをヒントに、頭の使い方を体得していきます。

  

探す時間のあとは、報告の時間。それぞれが名付けた名前と見つけた場所を報告し合います。

「あれ、リビングばっかりだ。」と発表していて、気づくことがあったり、

「キッチンで見つけた。」と聞き、次は自分も行ってみようと思うことも。

「メダルみたいな花だからメダはなって付けた。」

「ぼくだったら、キラはなって付けるだろうな。」

名前の付け方もそれぞれです。

「パパの引き出しあけたら、やめてって言われたから、ママに聞いてから持ってきた。」

毎回、同じことの繰り返しの中に、次はこうしようという新たな行動が出てきます。

同じ場所での探険が続きます。だんだんと見つかる個数よりも探す時間の方が長くなってきました。

「見つかる数が減ってきた。」との声も。画面上でも、探し続けている隊員たちの様子が伝わってきます。

「もうない。」となったとき、知らないものという見方から、「なんであるのかな?」と不思議なものに見方を変えてみると、新たな発見が。

「これ、布巾って知ってるけど、まだ使っていない新品なのが不思議。だって、うちのママならすぐに開けて使うはずなのに、なんでこのまま置いてあるんだろうって思った。」

「思っていたイメージと違ったものを見つけた。」など、

「!」アンテナよりも「?やモヤモヤ」アンテナが強く動いたものも、もちろん、見つけたものに入れていきます。9人の見っけ隊員たちが、見つけ出したものは、合わせると113個にもなりました!ww

 

では、それぞれがつけた名前の一部をご紹介します。

もじゃもじゃあみ、むちひも、お宝探知機、バラバラローズ、シルバーラップ、ばけぞうり、三角ピラミッド、冷たい袋、お絵かき秘密基地、とんがりドリル、平べったい工事道具、お店ポスター、わらいごえ輪ゴム、メダはな、まるいタイヤ、金属のおの、くろせんばさみ、ゴムメガネ、びょんびょんあみ、ひかるやじるし、クマペン、かおユーフォー、プリンセスドレス、ちっちゃい目玉、ムラク、あなまる、なぞのオレンジチャック、ゴキブリいやいや、はなち

 

どれにどの名前がついている?わかりそうなものもあれば、名前からはわからないものがあるのが面白いです。

テーマ学習も前半を終え、連休明けは後半に入ります。あちこちに目を向けてきた次には、これまで見つけてきたものの中からひとつを選び、それについて発見と疑問の繰り返しを目指していきます。

 

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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
テーマ学習一覧表(実施内容)

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