【学年】 4年生
【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】私たちは経済活動の担い手である。
<テーマ学習レポート>
G4 「信じるカネ?」3
「1万円を好きに使えるとしたらどんな使い方をするか」この問いに、欲しいものを買う、寄付する、貯めるの3種類ほどあがりました。
消費税以外にも、所得税、法人税などがあり、また地方税もある。それ以外にも国は公債金という借金でまちの整備や安全・健康・教育に関する活動費に使われていることを資料から読み取っていきました。
「国って借金してるんだ。しかも税金を払っている人たちからお金も借りているなんて。」
「新聞に国債のこと載ってたから持ってきたよ。」
財務省が出している国債の広告でした。「元本割れなし」「国が発行。だから安心」「0.05%最低金利保証」とあり、ひとつずつ噛み砕いていくことに。
確かに今銀行に普通預金で預けるよりも利息はいい様子。1万円から買えるなら、1万円の使い道として国債を買うというのもありかも?
「それなら、ふるさと納税でお礼の品物をもらった方がいい。」
「ふるさと納税した分、自分の住んでいるところに税金が行かなくなるのは嫌だから、ふるさと納税はしない。」
ちょうどこの日はふるさと納税の制度見直しに関するニュースがあがっていたので、日本経済新聞の記事を見てみることに。
「寄付した地域の物をお礼にもらえた方が嬉しいけどね。」
「お礼目的じゃなきゃいいんじゃないの。」などなど、自分たちが使うならどうするかを考えながら話しているようです。
国にお金を貸す仕組みもあれば、会社にお金を貸す仕組みもある。株についても触れていきました。配当金や商品などお礼もあれば優待もある、そして返してもらうときに利息がつくことも。ただ、反対に、元本割れというリスクもある。知っている会社、応援したい会社の株はどのくらいで買えるのか、小さな字から探していきます。
「100株からしか買えないなら1万円で買えないな。」
ミニ株やプチ株といった方法で買える証券会社もあり、1株から買えるとなると、1万円で株を買うことも可能になります。
お金の流れ方について視野が広がりつつある中、お金がいつからあるのかという疑問について探るべく、日本銀行金融研究所である「貨幣博物館」へと足を運びました。
「お金って始めは中国から伝わったんだ。」
「お金じゃなくてお米とか絹とかの方が信用されてたときがあったんだ。」
「銀と交換できるって書いてあるお金があったんだ。」
「明治の1円って今より価値が高いの?」
海外との貿易関係や円高・円安については事前に触れていたため、戻ってからの興味は、円の価値について集中しているようでした。
年明け以降は、物価について考えていきます。
知り得たことを含めると「取引関係図」はどんどん膨らんでくるはずです。冬休み中、テーマファイルから関係図を広げ、付け足してみることを課題としています。これまでの振り返りとして取り組んでくれればと思います。
AN
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版