タイトル:人の心を動かすストーリー
探究領域:意思表現
セントラルアイディア:多様な表現の組み合わせが人の心を動かす。
[6年生]
冬休みを経て、「絵コンテ」「脚本」「ストーリーマップ」の映画の三大要素をそれぞれのチームで考え出し、作り上げてきたキッズ達。
今週は、「映画の撮影を始める」ことを目標にして、それぞれのチームでストーリーのすり合わせをしてゆきます。
各班ともある程度のストーリーは仕上がっていますが、脚本でつなぐ部分や「結末」はまだ悩んでいる模様。大枠は決めつつも、結末は「見た人の心に引っかかり」を残すような映画を目指して、考えて行きます。
ここで6年生たちは日々活用しているGoogle Appsを駆使して脚本を共同作業で仕上げて行きます。
「ここの部分はもっとこうした方がいい」
「場面設定は、主人公のキャラ設定は、こうしたほうがいい」
物語の筋を作っていきながらも、それに付随して必要となるキャラクター設定、それぞれの登場人物の関係を書き記して行きます。
物語の構造を記している「ストーリーマップ」を参考にしながらも、新たな要素を加えたり、削ったりしてゆく中で、「ストーリー」を仕上げて行きます。
さて、ひとまず映画を撮影するための三要素、「ストーリーマップ」、「脚本」、「絵コンテ」の三つを作り出したら、撮影をはじめます!
それぞれで必要な衣装、小道具の買い物を済ませた後、シーンで利用する場面を選びます。
撮影は「とっては確認し、とっては確認し」の作業の連続です。
自分たちがイメージしている「カット」に近づけてゆくために、「演技」「セリフの言い回し」「カメラワーク」に気を配りながら、試行錯誤します。
特にこだわったのが、「なりきる」というところ。
それぞれの役柄、立場になりきって、表情をつくってゆかねばなりません。
でも、「おもわず笑ってしまったり」そんなことも日常茶飯事。
しっかりと気持ちを入れて、撮影をしてゆきます。
そして、映像を確認して「OK!」となったら、次の映像へとどんどんと取り掛かってゆくのです。
映画の撮影は「時間との勝負」です。シーンの順番ごとにとっていくよりも、必要となるカットを効率的に撮影してゆく必要があります。
また、「編集」をした後でも「撮り直し」が発生することはよくあることです。
まずは「えいやっ」と全体をとった後に「磨く」長い長い道のりが残されているからこそ、素早く今必要なシーンを撮っておきたいのです。
さて、今週よりようやくクランクインすることができましたが、もう来週にはクランクアップを目指します。効率の良い撮影でなんとか来週にはクランクアップすることはできるのでしょうか?
TY
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