特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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自分にしかないSpecial

[1年生]

これまで、自分そして仲間の目に見える身体的特徴と目には見えない性格的特徴を探してきました。お互いを見合うことをしてきたわけですが、今週は、そこに親の視点を加えていくことから始めました。事前に保護者の方からアンケート協力をしていただきました。

アンケート内容はこちら
・生まれたときの時刻・体重・身長
・おなかの中にいるときの様子
・生まれたときのエピソード
・名前の由来
・生まれてから成長したと思うこと
・我が子のいいなと思うところ

アンケート用紙に記入してもらったものをもとに、おうちの方から聞いてきた話を自分の言葉でみんなに説明します。それぞれに違ったエピソードや、同じような体験など、話は盛り上がります。
「おなかの中でぐるぐるしすぎて、逆さまになっちゃった。」
「それ、同じ!」
「生まれてすぐおしゃべりしたって。」
「泣く前におしゃべりしたって、すごいね。」

全員の説明が終わり、翌日にそれぞれの名前の由来を聞いてみると、自分ではない名前の由来を説明できたり、友達の話で部分部分で覚えていることがあったり、共有できていたことがわかります。
IMGP3985.jpg生まれたときって、このくらいの重さだったんだ。

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生まれたときと同じ重さをペットボトルの水で確認。

赤ちゃんのときから比べると、できるようになったことはたくさんあります。
生まれたときから見てくれている親の目線を知ったあとは、自分がこれまでにできるようになったことを思い出していきました。始めはできなかったけれど、できるようになったことは、今では当たり前のように思えてしまいますが、記憶を辿ると結構でてきます。

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できるようになることは、これからもっともっと増えていくはず。
今度は、自分ができるようになりたいこと、がんばっていきたいことを書いていきました。

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様々な視点から自分や友達を見てきました。
最後に、お互いに似ているスペシャルと似てないスペシャルという視点でこれまでのことを振り返っていくと、似ているスペシャルは、好きな物や嫌いな物の一致など、同じものでも感じ方が同じであったり違っていたりすることに気づいていきました。似てないスペシャルでは、見た目の違いが意見として数多く出されていく中、一人、舌を上に上げている子がいます。何をやっているのか尋ねると、みんなが話したくて手をあげているから自分は舌をあげていると言います。誰も思いつかないことをやっている、面白いスペシャルです。次第に、内面的な特徴に視点が移っていきました。

そこで、残念そうに「オレには、面白いスペシャルないなぁ。」という子がいると、
「歩き方、面白いよ。」といいながら、その子の歩き方をまねする子が。しかも、よく特徴を捉えています。自分とは違うスペシャルは、その人にしかないスペシャルとして、一人ひとりの「特別」を出していく流れになりました。

1年生の様子を心配してか、時折、休憩中の上級生が話し合いに入ることもあります。
「〇〇は、この前のテーマ発表で黙ってしまって、緊張してたと思うけど、思い出して言えたから、Risk-takersだと思う。」
さすがは先輩。後輩のよいところをよく見ています。「Risk-takersって何?」と話が深まっていきます。

これまで自分について集めてきた記録がファイルに溜まってきました。来週からはいよいよプレゼンテーションに向けて、多くの人に伝えるための準備が始まります。

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TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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