タイトル:いい仕事してますね。
探究領域:社会寄与
[3・4年生]
今回のテーマも折り返し地点を迎えました。
製図を終えた子ども達は、まず木の切断に取りかかります。
先週、家の建設現場でもらってきた一畳くらいはありそうな合板。
これなら3人分の材料に切り分けられそうということで、寸法を計
測することに。
差し金で板に線引きし、早速、板を切り始めるのですが、思ったよ
り時間がかかります。
「なんでだろ、まだここまでしか切れてないよ。すっごい大変・・・」
クラスメイトが重しになって板を安定させたり、ノコギリの角度を
変えてみたり。
練習課題の時に使用したSPF材とは切り心地が全く異なり、ノコギ
リを通して木材の種類の違いを意識せざるを得ません。
3年生の女の子は細い角材を自力で丸棒にするという課題に取り組
み中。
そのためには、角材のかどをカッターナイフや小刀で削り、それを
紙ヤスリで磨き上げる必要があります。
自主的に材料を家に持ち帰り、地道かつ着実に作業を進めていた成
果もあってか、日に日に棒が丸みを帯びていく様子を見て、触って
実感する他の子ども達。
「すげーーーっ、超つるつるだ!!」
「これは良い仕事してるよ!」
クラスメイトの頑張りに刺激を受けたようで、他の子ども達の作業
にも熱が入ってきました。
こちらは電動ドリルで穴あけの練習中の一コマ。
隣では同学年の男の子がDIY本を参考にしながら、使い方を再確認
しています。
電動ドリルの先端に付けるビットには様々な種類があるため、板の
種類や用途に応じて、どれが適切かを使い分ける必要があるのです。
作業が進んでいくと、基本練習では登場しなかった工具を使う場面
も出てきます。
その一つが糸鋸です。
板を円形に切断し、ボードゲームのコマにしようと考えた女の子。
「あれっ、ちょっと刃先が線よりも内側に入っちゃった。結構難しいなあ。。」
糸鋸を触るのは初めてのようで、なかなか思い通りの曲面に切るこ
とができないようです。
こればかりは練習あるのみ!
いよいよ残り2週間。
来週も引き続き、製作作業に没頭します。
HY
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。