[1・2年生]
静かなともだち、それは木の葉っぱたち。
「木も話しかけると元気になるみたいだよ。りんごの映画で言ってた。」
りんごの木に話しかけながら水をあげて育てた木は元気に育ち、
話しかけなかった木は枯れてしまったという話をしてくれる子。
一方で「木に話かけながら水をあげたら、
ありがとうって言ってくれた。」と
話す子も。
葉っぱについて思うことを聞いていくと、いろいろと出てきます。
「食べられる葉っぱと食べられない葉っぱがある。」
「葉っぱにも栄養がある。」
「葉脈って、人間でいうと骨のことなんだって。」
「葉っぱを食べてるときって、葉っぱの骨も食べてるんだ。」
「だから、ベジタリアンは健康にいいぞ!」
「しその葉を食べるとき、線を見ながら食べる。葉脈っていうんだ。」
「科学館で葉脈の実験したよ。葉っぱのお肉を溶かして、骨だけにするの。」
「人間だったら怖いね。」
「ちぎると水が出るのはなんでかな?」
「人間でいう血なのかな?」
「水を吸ってるから水が出るんだよ。」
「水を飲むってことだね。」
「葉っぱも生きてるんだ。」
ともだちの意見を聞きながら、思いついたことを言っていくと
納得できることとできなくて実際に調べてみたいことが出てきます。
それぞれがイメージしている葉っぱを絵でも描き出していきました。
今回のミッションは、「蚕糸の森 木の葉っぱ図鑑」を作ること。
オリジナル葉っぱ図鑑を作るのは、TCSで初の試み。
それを知った子どもたちは「いっぱい作るぞ!」とやる気いっぱい。
図鑑を作るには、葉っぱをよく観察し、それをわかりやすく
表現することが求められてきます。
蚕糸の森公園で図鑑に載せたい葉っぱを探して
その特徴を記録していきました。
記録用紙をのぞいてみると、、
大きさ・・・ふつう
色・・・自然の色
もっと合う言葉はないか、誰もがイメージしやすい言葉って何だろう?
とことん観察し、表現を磨いていく探究のスタートです。
子どもたちの中に、科学館で葉から葉脈だけを取り出す実験をしてきた子が
いて、スクールでもやってみたいと理科担当のスタッフにお願いを
していたことから、テーマの時間にみんなでやることになりました。
厚さの異なる2種類の葉っぱをとってきて、
水酸化ナトリウムの水溶液で30分ほど煮ていきました。
葉肉の部分を歯ブラシで取り除くと・・・
きれいに葉脈だけ取れる葉っぱもあれば、
葉脈も一緒に取れてしまう葉っぱもありました。
どの葉っぱを使えば、うまく葉脈だけとれるのかな?
実験に失敗はつきもの。次回に活かしていこう!
AN
※TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。