【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】魂は細部に宿る。
<テーマ学習> 〜概要
これまでの意思表現領域をふりかえると、人の心が映し出される「表情と仕草」といった非言語での表現、メッセージが込められた「サイン」による抽象化された表現、そして、感性と情緒を凝縮した「詩」、「要点」をまとめた伝え方、情報の価値が変わる「編集」といった言葉による表現など、お互いの気持ちや考えをどうしたらわかり合えるのかについて問い続けてきました。その集大成として今回は「映像」による表現に挑みます。
「神は細部に宿る(God is in the details.)」という有名な言葉があります。作品の細部(ディテール)にまでこだわった丁寧な作品には作者の強い思いが込められており、まるで神が命を宿したかのごとく不朽の作品として生き続けるという意味で使われています。私たちが日頃何気なく触れている映像は、緻密に計算された「いくつもの技術力の結晶」でもあります。制作者がどのようなこだわりを持ち、魂を込めているのかという視点で様々な作品に触れ、技法を知り、思いを細やかに表現していくことを目指します。題材は、テーマ学習中に実施される探究旅行。その報告ムービーを制作します。写真や動画を撮り、それを繋ぎ合わせることならすぐにできてしまうでしょう。しかし、それでは観る人を魅了させる作品にはなりません。何を伝えたいのか作る側の思いと、それを実現するための熱量が大きいほど、魂として作品の中に宿り、観る人にも伝わってきます。一人ひとりが最後の仕上げまでやり遂げられるよう、少人数グループを編成し、3本の報告ムービーをプレゼンテーションにて披露いたします。
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2025年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)

