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東京コミュニティスクール

「活私開公」1年2年生 テーマ学習 〜レポート

 

【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】コミュニティ意識は公共空間で育まれる。

<テーマ学習> 〜レポート

<公共空間の役割>

「表裏一体」に続いて、今回も4つの漢字が並ぶタイトル「活私開公」。

「次のテーマはカッシカイコウなんでしょ。」という声がちらほら。

上級生から聞いた子もいれば、中にはハンドブックを見たという2年生もいました。そこで、漢字で書いてみて、どれがカッシカイコウ?と聞くと意見が分かれました。

  活私閉公  滅私開公  活私開公

知っている、もしくは見たことある漢字から分析している模様。

「活は生活のカツ。」

「私は、私たちのワタシ。」

「滅は絶滅危惧種のメツだ。」
「あ、『お互いさま』のテーマ(*)で出てきた。」
 (*)昨2022年度で実施したテーマ学習

「公園のコウは、おおやけともいうよ。」
「ことばの時間にやった。」

おおやけってどういう意味?と聞くと、

「みんなってことかな。」
「ここは公共の場っていったりする。」
「5、6年によく言われる言葉だから知ってる。」

主に2年生たちから出てくる意見はどれもスクール生活に根ざしています。

私を活き活きさせて、みんなとの場を開いていく。意味を聞くと、カッシカイコウと活私開公がなんとなく一致してきた様子です。

自分だけ活き活きしてみんなが閉ざしてしまう「活私閉公」。みんなのためなら自分は我慢すればいいやという「滅私開公」。

TCSで目指していきたい姿は、活私開公だということを伝えると、

「スピリットを持てばできるから?」
「学びのアンテナと関係してそう。」とつながりを探っています。

そんな中、「ねえ、セントラルアイディアは何なの?」という質問があがりました。

セントラルアイディアを聞きたくなるのはなぜなのか、そもそも意味を知っているのか聞き返してみると、

学んでいくこと、ヒント、がんばる、まとめる、楽しむ、教える・・・など、各々、別の言葉に置き換えて当てはまる言葉を出してきました。

セントラルアイディアは、テーマ学習をやっていく中で目指していきたい概念であり、道標であり、目標のようなものであります。

なぜ、活私開公なのか、なぜそれがタイトルのテーマ学習をやろうとしているのか、セントラルアイディアを聞けば、何かがわかるかもしれない。彼らの思考が垣間見れたようにも思え、ここは素直に質問に答えます。

コミュニティ意識は公共空間で育まれる。

「TCSはコミュニティスクールだから関係ありそう。」

「意識してって歌に出てくる。」といったつぶやきが出てきますが、これは活私開公よりも難解です。よくはわからないというモヤモヤが、6週間かけて、どのように変化していくのかが楽しみです。

前半は「公共空間」についてとことん考えていきます。 

「公共の場って、公園とかでしょ。公がつくし。」
「公園以外にも、電車の中もだよ。」
「そしたら、TCSもそうでしょ。」
「え、TCSは違うんじゃない?」
「そうだよ。」

お互いの意見が食い違うときこそ、そこには学びの要素が詰まっています。さて、TCSは公共空間?それとも逆の私的空間?

【公共空間だという意見】

・あいてたらいつでも入れるし、おじいちゃんだって迎えにきたら入れる
・TCSキッズスタッフみんなで使う
・いすとかテーブルとか自分のじゃない、席が決まってない

【私的空間だという意見】

・あいてても、だれでもは入れない
・知らない人は、ベル鳴らしたり、黙って入ったらダメ

「スタッフルームに入るときは、失礼しますっていうよ。」
「どっちでもないんじゃない?」

双方の意見を聞いて、「どっちでもない」という意見が出てきました。

【どちらでもない】

・TCSのみんなで使う場所だけど、だれでも入れるわけじゃない
・ワークゾーンとかほかの授業してるときは入れない

公共か公共じゃないか、どちらに分けられるわけではなく、公共性が高いか低いかといった度合いがあるということが見えてきます。

そこで、公共空間寄りか、あるいは私的空間寄りか、思いつく「空間」の公共性度合いを考えてみることにしました。

 

テーブルごとに同じものを書かないように声をかけあうことをルールにしました。迷ったときにはテーブル内で相談していくよう伝えます。

 

「自分のおもちゃは私的空間?」
それは「空間」じゃなくて「物」になるね。

「携帯は?・・・あ、これは物だから、TCSの携帯入れる場所なら私的空間になる。」

 

テーブルごとにどんな「空間」が出てきたのか発表。

気になったり、説明を聞いてみたいことが書いてあれば質問していきました。

「海って誰でも入れる公共空間。」

「山も公共空間。」

「登山リュックの中は私的空間。」

 

「心の中ってだれも入れない私的空間。」これはすごい発見!

「レゴの場所は私的空間。はみださないようにテープ1ヶ月は私的空間になってる。」期間限定の私的空間も出てきました。

「鍵をつける場所って私的空間になるね。」具体から抽象化された発想も生まれてきます。

 

お金を払わないと入れない。無料でできる。といった観点も出てきています。

公共性が上がるほど、多くの人が出入りできるようになります。

「公園ってだれでも入れる。」
「道路も同じ。」
「え、違うんじゃないの?」
「だって、抜かしちゃダメだから。」

誰でも「出入りできる」と「なんでもできる」は観点が違います。誰でも出入りできるからこそ、ルールがあることが見えてきます。

「道路のルールってネパールだと違ってたよ。」

ルールはあっても世界共通ではないようです。

「警察は誰でも入れないんじゃない?」
「困ってたら誰でも助けてくれるよ。」
「消防署は?」
「入ったことない。」

公共性が高いいわゆる公共機関。用事があれば誰でも利用できる場所のはず。

図書館、児童館、警察、交番、公園や道路(区役所)、消防署、保健所

利用したこともあれば、したことのない場所もあります。

どれもTCSから徒歩圏内にあるため、2グループに分かれて現地に行ってみることにしました。

現地、現物、現人。実際に触れてみる。テーマ学習の基本です。

知らないところならば、どんな場所なのか。知っているところならば、どうして誰でも利用できるのか。何のために活動しているのか。その役割についてインタビューすることを目的としました。

 

「失礼します。」「お邪魔します。」「こんにちは。」など、相手が気持ちよく会話できるように言葉を考えます。

「今、いいですか?」
「お時間いいですか?の方がいいんじゃない?」

1、2年生をペアにして、自分たちなりに丁寧語や敬語を考えていました。

さぁ、いよいよ本番。2人でチャレンジです。

「えっと、何て言えばいいんだっけ?」

玄関でうろうろ。緊張しすぎて戻ってきます。

「あ、学校のじゅぎょうで質問がありますだった。」

気を取り直して、再出発。

 

やっと自分たちの番。スタスタと中に入っていく場合も。

 

警察署では「二人だけで来たの?」と聞かれ、「違います。」と答えると、外で待っていた子たちも一緒に話を聞かせていただけました。

 

戻ってきたところで、聞いてきたことを報告します。

 

「写真を撮ってもいいですか?」撮影許可を取れた組もありました。

iPadで撮影し、スクールに戻ってからGoogleクラスルームで共有してみます。

「あれ、どうやるのかわからない。」

フリーの時間に入れてみようと心がけて見たものの、できずに終わってしまいました。

 

上級生に聞いたかどうか尋ねると、「聞いてみた」とのこと。

何人に聞いたの?と聞くと、「1人だけ。」と言います。 

おしい!一度きりで結論を出すのは早すぎます。全学年フリーの時間ならなおさら。「わかる人に出会えるまで聞き続けてみよう!」と促します。こうした経験を経てインタビュースキルは着実に上がっていきます。

「6年生に聞いたらわかったよ。」と無事にアップできました。

放課後にスタッフに尋ねて2つの写真をアップすることもできました。一人、二人とできるようになれば、そこからやり方は瞬く間に広がっていきます。

インタビューはリサーチスキルのひとつ。できたこと、できなかったことを振り返り、「次はこうしよう」と思い、実践を重ねることでどんどん磨かれていきます。聞いてきた情報は全員で共有。みんなのものにしていきます。

現地でとったメモを頼りに、公共性の高い場所での役割を報告していきます。自分が担当でなくても、その場で聞いていた子たちも覚えていることを出していきます。

 

警察の人がパトロールしているのは、中野区に住んでいる人、中野区で過ごしている人が、安全に安心して暮らせるようにするため。だから、困っていたら助けてくれる。野方警察署に1日に500件もの問い合わせがくるとは聞かないとわからない収穫でした。

悪い人を捕まえたり、注意したりするのは、まわりの人たちが危険にならないため、当人がよくなるためでもある。低学年の将来の夢で人気のある警察官。やっていることは見える部分でわかっていても、その意図や役割についての見えない部分を考える機会は子どもたちにとっては新鮮だったように見えました。

保健所は体の健康を守るため。TCSフェスティバル(*文化祭)のときに食提供の許可をとりに行くのは、食べ物でお腹が痛くならないため。一つひとつが点だった行動がつながっていきます。

児童館は誰にでも開かれた場ではなく、赤ちゃんから小学生の子どものために、特定の人向けに楽しめる場所。さくら館は改装中でPE(*体育)で利用している体育館に事務所が引越中だったのですが、訪ねたときは担当の人がいなくて話が聞けませんでした。

「どれも、ゑんのしたのちからもちだね。」と2年生の一人がつぶやきます。「え」ではなく「ゑ」と発音したことで、江戸いろはかるたに出てくることわざだと、みんなも気づきます。公共機関には役割・目的があり、そのために動いている人たちがいます。公共空間では、知らないうちに、知らない人に、自分たちは守られているのですね。

それなら、TCSはどうだろう?TCSに目を向けていきます。

もちろん役割があります。毎年、年度はじめの4月に全員に伝えている「理念」がそれにあたります。

 

TCSがどんな場を目指しているのか、どんな学校なのか、毎年同じ話をし、「見えない部分」を伝え続けています。

 

TCSってどんな場所?今の時点で彼らがどんなふうに解釈し、自分たちの言葉に置き換えられるか確認してみます。「自和自和」を実現する場ということは理解できても、この自和自和を自分の言葉に置き換えるのは至難の業。みんなから出てきた発言を紡いで、なんとか噛み砕いた言葉ができてきました。

「みんなを巻き込んで、一緒に楽しく学んで成長していく場所」

1・2年生の子たちにとって、ポイントになるのが「巻き込む」ことのように感じます。巻き込み、巻き込まれ、一緒に楽しむことを心がけた先に学んだ自分たちに変わっている。「そういうことならわかるぞ!」となっていった学びたいようパズルたちでした。そう、クラス名にもその願いが込められているではありませんか。改めていい名前であることが実感できます。

<公共空間の使い方>

では、TCSという公共空間では、どんな使い方をしていけば、自和自和なれるか。みんなで一緒に楽しめるときもあれば、自分だけ楽しんだり、誰かが悲しんだりするときも。活私閉公や滅私開公になっていたら、それを活私開公に変えていこうという気持ちこそが「自和自和」であります。

「みんなを巻き込んで、一緒に楽しく学んで成長していく場所」と感じた場面と、目指したけれど今はまだ実現できていない場面を考え、具体事例に落とし込んでいきます。前者はブルーの付箋、後者はピンクの付箋に書き出していきました。

 

「何か企画するでぇって活私開公って感じ。」

「巻き込んで楽しくできた。」

「筆写道、フリーの時間にやろうって言われたから巻き込まれてできた。」

「九九じゅもんはできてない。がんばりたいけど楽しめてない。」

「お弁当のとき走り回って楽しんでるのは違う気がする。」

「音楽は気づいたら遊んじゃって、スタッフ悲しんでる。」

「掃除ってどうやったら楽しくなるんだろう。」

理想と現実の狭間にいることを認識できるかが、自らを成長させていく第一歩。どうしたら楽しくなれるのか、楽しさに行き着いた先輩たちに聞いてみるのがいちばんです。「次のインタビューはこうしたい」と思っていたことを活かすチャンスです。

 

上級生に聞くことと並行して、自分たちが年下の子に「自和自和」をどう伝えていくかを考えていきます。あと1ヶ月もすれば下級生となる1年生がTCSの仲間入りです。どんな場であるかを伝承していくこともコミュニティの一員としての役割になります。

今回のテーマ学習のアウトプットは4月に入学してくる新1年生に向けて「東京コミュニティスクールへようこそ」と題した動画を作成すること。まずは、自分たちが付箋で取り上げた場面を叩き台にして、ほかに必要な場面はないか考えていきました。

「ことばでしょ、PEでしょ、アートでしょ、、。」

おや、このままでは全部になってしまいます。選ぶという観点でもう一度。

「朝の会は?」
「それいいねぇ!」全員で同じ空間にいる場面は確かに出てきていませんでした。

「それなら、アセンブリもそうじゃない?」
「朝の会と一緒じゃないの?」
「アセンブリは子どもたちだけのところが違うよ。」

「帰りの会は?」「それはなくてもいいんじゃないの?」

「リフレクションは?」
「いいねぇ!」

どれもこれも入れていくのではなく選んでいくことができました。

2人1組で担当を決めて、撮影とアフレコ原稿書きをしていきます。撮影はテーマ時間外でそれぞれしていくことになります。

 

これらバージョン1を元にして磨いていきます。
 

伝えたいことが注意点というのはわかりますが、「これだとワクワクはしない感じ」と言うと「そうだね」と納得。また、何をする場所なのかの説明ではなく、どういう心持ちで参加しているのかが伝えたい部分であります。

 

撮影した動画をiMovieで編集していきます。
 

録音したら自分たちで聞いてみて振り返ります。

「あ、早口になっちゃってる。」
「もっと声大きい方がいいかも。」

お互いに改善点を見つけて撮り直しを繰り返します。

「もう10回以上やっちゃった。」

編集記録に数字が残されるため、それだけ磨かれていることが実感できます。

 

「バージョンアップって進化みたい。」と1年生の声。

できた動画を全員で確認して、Good &Betterを出し合います。何がよくてどこが改善ポイントなのかを共有して自分たちの製作につなげていきます。

「声の大きさがいいね。」

「読む場所のバランスが取れてていいね。」

「ずっと同じ場所だから動いた方がいいね。」

「一人ひとりをアップにしてもいいかも。」

「それじゃ、また撮り直してみる。」

動画に合わせて原稿を直したり、原稿に合わせて撮影をし直したり、どんどんよくなっていっています。いよいよ最終週。新1年生に向けて動画をつくりあげ、プレゼンの準備に入ります。

 

<個を活かしたコミュニティ意識>

1、2年生がペアになって担当場所の紹介動画をつくり、貼り合わせていきます。ひとつの作品にするには、はじめとおわりが必要です。「本の表紙みたいなもの」と言うとみんな納得。

「それなら、スクール入るところからがいいと思う。」

なにを話したらいいかな?

「おはようございます!」

うーん、反射で答えているような。発問がよくなかったのでしょう。

ここはどういう場所って伝えたらいいかな?と聞き方を変えてみました。

「学びの場?」

「じわじわする場?」

「みんなで一緒に学ぶ場」

「みんなで一緒にじわじわ学ぶ場」

出てくるメッセージはどんどん長くなっていきます。そこで、「はじめ」は短い言葉で「学びの場へどうぞ」と誘い、「なか」で「じわじわ」を具体化、「おわり」にまとめとして「みんなでじわじわ学ぼう」と声かけすることで枠が決まりました。

早速、撮影するために玄関に向かいます。新1年生たちをコミュニティの仲間に迎える気持ちいっぱいのようで、テンション高く、階段を降りながらそれぞれ歌のように口ずさんでいる声が聞こえます。

「じわじわあゆみー、みらいをかえるー」

「さぐりつづける、まなびゆく」

「みんなーまきこみー、みらいをつくるー」

バラバラに歌っているのですが、よく聞けばみんな校歌を歌っている様子。ついさっきまで話し合っていたことが、こういう形でアウトプットされるとは。卒業式に向けて音楽の時間に歌っている校歌。話し合いで出てきた言葉と歌詞が重なり、高まる気分と相まって自然と出てきたのでしょう。その元気のよさと明るさをそのまま伝えるべく、校歌の最後のフレーズで締めることにしました。

 

プレゼンテーションでは、動画を披露することのほか、自分が自和自和だと感じたことを語ることにしました。「みんなを巻き込んで、一緒に楽しく学んで成長していく場所」を紹介し、さらに個人ではどうそれを体感しているのかを振り返っていきます。

「筆写道ができるようになった。」

どうしてできるようになった?

「やろうと思ったらできた。」

「スキー合宿で転んでばっかりだったけど滑れるようになった。」

どうして滑れるようになった?

「レジリエンスを発揮したから。」

自分の成長として、できなかったことができるようになったことを振り返ることはできています。ただ、その内容には自分以外の誰かが入っておらず、ワクワクした楽しさも感じられません。改めて自和自和の意味を確認していきます。

「みんなを巻き込む」「みんなに巻き込まれる」「ゆっくり」「一緒に楽しく成長する」

自分だけだと、和が抜けてしまい「自自」または「自自自自」になってしまいます。我慢ばかりだと「滅私」だし、自分ばかりでは「閉公」になる。「自和自和」「活私開公」の視点を加え、自分がどうコミュニティの中で成長したのかを振り返っていきます。ここは、いかにPerspectiveを広げていくかが考える上での鍵になります。時間割上の学習だけでなくイベントでもいいこと、今できていなくてもこれから自和自和したいと思うことでもいいと、選択肢を広げていきました。

「私も筆写道をみんなでできるようになりたい。」

誰かが筆写道を出すとその一択になってしまいます。本当にそれが自分に合っていることなのか、理由を問うたり、印象的な出来事を出し合ったりすると、それぞれが違う場面を選ぶようになり、個が引き出されてきます。考え抜いた事象には自分なりの理由と思いが込められ、相手に届く語りになっていきました。コミュニティの一員としてどう過ごしてきたのか、どう過ごしていきたいのかを考えるこの思考過程こそが、「個を活かしたコミュニティ意識」とは何かを探る過程となりました。

振り返る中で、自分の間違いに向き合うことは、安全性が保たれていないとできません。

こんなことしてたと言ったら悪い人と思われるのではないか。

そんなの恥ずかしくて言えない。など

責められると思ったら誰も言えなくなってしまいます。TCSが安全な場所、失敗しても大丈夫な場所、3つの約束を破ってしまっても守ろうとする意思があれば再度チャンスをもらえる場所、つまりは、弱さを出せる場所だと信じたときに、失敗を語れるようになります。とはいえ、勇気がいることであります。

「いじわるなところがあったから、優しい心を持ちたい。」

「きつく言っちゃってたけど、グッドを言える人になりたい。」

自分の弱さを認め、共に成長していきたいと願う彼らの言葉を温かく受け取ってほしいです。

 

<プレゼン&ふりかえり>

一人ひとりの語りは堂々としていて立派でした。

だからこそ、聴衆からの感想には「個性が伝わる発言でよかった」「ほかの人が話しているとき聞いていないようにみえる」という声が数多くあがりました。人前で語るという大仕事を経て、次の課題に挑める段階と認めてもらえたことになります。

自分たちの「聞く姿」に着目してプレゼン映像を見ていきました。

GoodとBetterを受け止めて、次につないでいけるといいです。

プレゼン後には、クラスごとに分かれ、今回のテーマの学びをふりかえります。

「ムービーのビデオを撮るのが楽しかった。」

「アフレコ入れるのが大変だった。」

「1、2、3ってなってから入れるのは楽しかった。」

「アフレコは原稿やってるときが大変だった。」

「思いつかなかったから遊んじゃったときもあった。」

「TCSのこともっと知れたと思う。」

セントラルアイディア「コミュニティ意識は公共空間で育まれる。」について、今はどう思うのか聞いていきました。公共空間はなんとなくわかっても「コミュニティ意識ってなんだ?」とモヤモヤしていた1週目でしたが、コミュニティ意識を次のような言葉に置き換えていました。

・みんなで声かけすること

・みんなで学びをやる

・みんなでいるってことを意識する

・自和自和するってこと

・頑張ろう、協力しようって思うこと

・思いやりを思ってること

こうしたコミュニティ意識は、「スクールにいると育まれる」という意見に周囲が大きく頷いていました。

彼らが思う「コミュニティ意識」は、TCSという公共空間に限らずあらゆる公共空間で通じることです。活私開公できるかどうかは、自身のコミュニティ意識にかかってきます。

これからも、TCSで自和自和しながら、コミュニティ意識を一緒に育んでいきたいと、子どもたちも私もそれを強く感じることができた学びとなりました。

AN


(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2023年度 年間プログラム(PDF)運用版
テーマ学習一覧表(実施内容)

 

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