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「感感学学」2年生 テーマ学習〜概要

 

 

【探究領域】自主自律
【セントラルアイディア】我感じる、ゆえに我あり。

<テーマ学習> 〜概要 

私たちは普段、生活している中から様々な情報を取り入れ、体験から刺激を受けて生きています。人とのコミュニケーション、美味しいものや不味いものなどの食の刺激、スポーツから受ける感動、社会活動から感じる思考とストレス、たくさんの自己感覚の中から一喜一憂しながら生活をしています。

そして、それらの感覚は人によってまったく違う感じ方になることもあります。例えば、きれいな森がある大きな公園に行ったときに、まず何を感じるでしょうか。森に漂う森林の香り、大きな木々が立ち並ぶ静寂な景色、木々に飛び交う虫たち、木漏れ日から差し込む太陽の眩しさ、やわらかい涼風、芝生に寝転んだ時の気持ちよさなど、たくさんの感じることがあり、人によって感じ方も千差万別です。

しかし、そんな中でも共通していることがあります。それは人は普段の生活から自身の持つ「五感」を使い、その「五感」から常に刺激を受け、脳が様々な感覚や感情に変えて生きていることです。

ではその「五感」を普段、意識して使っているのでしょうか?ほとんどの人が無意識の中で使っているはずです。そんな無意識の中で使っている「五感」を意識して使ってみましょう。どんな感じ方の違いや感覚が起こるのでしょうか?さらに「五感」を制限して使ったときはどんな感覚になるのでしょうか。そんな無意識なものを意識して使うことで新たな発見があるかもしれません。

今回のテーマ「感感学学」では、自身の「五感」から感じる感性に焦点を当てて、自分の感じ方の特性や「五感の特徴」を一つひとつ考察を重ねながら探究していきます。その中で人の感じ方の違いや感覚の違いを知り、共有することで新しい発見に繋げていきます。

そして感じたことをことばで表現していく中で、多様な表現方法があることを学び、学んだ語彙を使っていくことで自分の更なる表現方法の力をつけていき、感性を磨き上げていくことにチャレンジしていきます。

幸いこの時期に登山キャンプ(富士山登山)とホースキャンプの原体験があります。そこで「五感」を使って感じたことを、自分のことばで表現してみます。普段意識して使っていないものを、6週間意識し続けて探究することで、どのような感じ方の変化が起こり、さらには個々の感性に、どのように磨きがかかっていくのかが楽しみです。

HM

 


(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2022年度 年間プログラム(PDF)運用版
テーマ学習一覧表(実施内容)

 

 

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