【学年】5年生
【探究領域】自主自律
【セントラルアイディア】私たちが今こうして生きていることこそが奇跡である。
<テーマ学習レポート>
国立科学博物館に生命の歴史を観に行こう!
国立科学博物館の地球館は「生命の歴史」を辿ることのできる、展示がされています。
今回は、今まで学んできた「人類誕生の歴史」を辿り、さらにそれらの「ホンモノ」に触れるために、国立科学博物館に見学に行きました。
まずは地球の成り立ちから、生命が生まれ、私たちに続くアニメーションとともに展示される「地球史ナビゲーター」を見学。
地球大進化で観てきた内容とオーバーラップして様々な化石やアニメーションを見ることができました。
「あ!これは映像にあったやつだよね!!!」などのように今まで見たものと実際にその場にあるものがどんどんつながっていきます。
まずは「地球」ができてくるところから。小さい惑星同士が合体して母なる地球はできあがります。
そして、単細胞生物から多細胞生物へ。細胞同士が一緒になり一つの生命体へと進化を遂げるのです。
全球凍結と繁栄する水草、生き物たち。
そして最後には、類人猿の脳容量と頭蓋骨の展示も。だんだん脳の大きさは大きくなっていっています。
次に訪れたのは「生命の系統樹」。現生のすべての生命の系統樹がひとところに表現されています。
それぞれ「口がある、ない」「脊椎がある、ない」など辿っていくと、いろいろな生命に行き当たります。
ですが、ずっと辿りながら、キッズたちは「なかなか自分たち人間にたどり着かないなぁ。。。」と実感しました。
ようやく「ホモ・サピエンス」の場所がありました。カメラは剥製ではなく生きているホモサピエンス?
さて、原生の生き物の一覧をすることはできましたが、次に見るのは、「化石から辿る進化のステップ」です。
最初は岩に刻まれたストロマトライト。この微生物から私たちの生命は始まりました。
そして、カンブリア爆発によって様々な生命が誕生します。この時私たちの祖先は小さい魚のような形を取っていました。
こちらは三葉虫。6年生男子の一人が「三葉虫のスクランブル交差点」と名付けました。たしかにここまで三葉虫がうごめいていたと考えると壮観だったでしょう。
そしてお次は、私たちのご先祖様の天敵。こんな鋭い牙で噛みつかれたらひとたまりもありませんね。。
この凶暴な大型魚から逃げていたのが私たちのご先祖、ユーステノプテロンでした。
時代はさらにすすみ、陸にあがった私たちの祖先。そしてその先には、小さくも生き残ったネズミのように小さい哺乳類でした。
過去の肉食獣の骨もたくさん出土しています。
そして、ようやく哺乳類。類人猿となり、形は似ていたものの、さまざまな特徴の違いがあります。
枝分かれした仲間、猿との比較をします。
身長が小さい類人猿と同じポーズでワンショット。手前に見えるのが現生の子供。類人猿ホモサピエンスは後ろですよ。
地球誕生から46億年。この46億年のほとんどを微生物として過ごしてきた私たち生命。悠久の時を経て私たちホモサピエンスへとたどり着いたことを実感できる一日となりました。
最後に世界最大の哺乳類と一枚!
TY
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(参考)2019年度TCSテーマ学習一覧より他のテーマ学習内容をご覧いただけます。