【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】禍福は糾える縄の如し。
<テーマ概要>
私たちの生活には自然の恩恵が欠かせません。大自然の中での暮らしでなくても、自然は身近に存在します。当たり前にあるように見えてしまい、日頃「恩恵」とは感じることなく自然からの恵みを受け取ってしまってはいないでしょうか。自然がありがたいものであることに気づき、自然を畏れ敬う存在として捉え、恩恵と脅威の両面を持った「自然」と共に生きるために必要なことを考えていくのが、今回のテーマ学習であります。
まずは、自分たちの生活にどのくらい自然が関わっているのかを探していきます。何が自然にあたるものなのか、どんなふうにどんな自然が自分たちの生活の中に入っているのかを考えていきます。その中で、自分とって恩恵になる自然、脅威になる自然、どう受け取っていくのかについての観点も入れていきます。
そして、自分と関わりのある自然はもともとあったものなのか、どのようにできあがってきたものなのかについて触れ、私たちの生きられる環境が自然のおかげで整っていること、地域の特性を活かした暮らしがあることを資料を通して知っていきます。活かすことはできても、自在に扱えることはできない。それが自然であります。
後半は、自然が猛威を振るったとき、どんな災害が起きるのか、それに対してできることは何かを考えていきます。プレゼンテーションでは、グループに分かれ、自然の恩恵と脅威について学んできたことをそれぞれが別の切り口で語っていきます。
「私たちはいかにして葛藤を乗り越えて共に幸せになれるのか?」共存共生領域の中でも、自然と人間の共生について考え続けていく6週間です。
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2021年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)