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巨人の肩の上に立つ

タイトル:Body & Soul
探究領域:万象究理
セントラルアイディア:『アタマもカラダも使いよう』

[5・6年生]

今まで4回の実験をしてきたBANEチーム
来週は東京工業大学の丸山剛生先生にアドバイスを貰いに行くことになっています.
各自,今までの自分の実験結果から導かれた「新たな仮説」をショートペーパー形式でまとめ,見せに行く準備をします.

ただ,「経験のみ」から仮説を立てるのでは,「科学的」とは言えません.

みなさんは「巨人の肩の上に立つ」という言葉をご存知でしょうか.
この言葉を引用した科学者は多く,例えば,「りんごの落下を見て重力を閃いた」アイザック・ニュートンも,

If I have been able to see further, it was only because I stood on the shoulders of giants.
(私が更に遠くを見ることが出来たなら,それは巨人の肩の上に立ったためです.)

という風にこの言葉を引用しています.

自分の考えを更に深め,今までにないアイディアを発見し,洞察するためには,他の人の考えを活用することが必要不可欠です.

今回,参考文献として選ばれたのが,他ならぬTCS百選にも選ばれている「スポーツ科学の教科書」.

2015_t1_body_and_soul_sport_science_converted.jpeg

読んでいくうちに,子ども達は,自分の投げ方を改善するために利用できそうなことを本の中から読み取っていきます.

・「遅筋と速筋で持久系と瞬発系で向いている動きが違うんだ」
・「ムチのような動作がボール投げには必要なんだ」
・「大きい声を出すとリミッターが外れるらしぞ」
・「もしかしたらこれもソフトボール投げに関係しているかもしれない」

といったように,気になったページにどんどん付箋を貼っていきます.
2015_t1_body_and_soul_reading_1.jpg
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文献を引用して更にアイディアを考えだしてゆきます.

スポーツ科学の教科書に書いてあることを加えつつ,図を使い,説明文を作っていきます.
2015_t1_body_and_soul_w3_form.jpg
2015_t1_body_and_soul_w3_snap.png

また,文章で,「仮説」と「理由」の2つに文章を分けて,わかりやすく,かつ丁寧に説明を付け加えて書いている人もいました.
2015_t1_body_and_soul_w3_text.jpg

彼らの仮説はどこまで進化するのでしょうか!?週末のひと踏ん張りに更なる期待が持てます.

TY

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