デボノ博士の6色シンキングハットを、私たちのものの見方に影響を与える6色シンキングメガネにつくりかえてみたよ。

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メガネを変えてものを見る

タイトル:目からうろこ
探究領域:自主自律
セントラルアイディア:私たちはみな、違う世界が見えている。

[2年生]

シックスシンキングメガネを使ってみて、私たちは、ものの見え方に影響を与える6つの考え方があることを知りました。同じものごとを見ても、どのメガネをかけるかで全然見え方が変わってくることに気づいたわけですが、「知った」だけでなく、それを日々の生活の中で活かすことが次の段階です。

対人関係のトラブルは、スクールでの毎日の生活の中で多かれ少なかれ生じます。お互いの関係が疎遠でないからこそ、ぶつかりあいが起きるとも言えます。相手のことをなんとも思っていなかったら、いわゆる「シカト」ってやつで、無視すればいいわけですから。相手と関わりたい、一緒に何かしたいと思うからこそ、そこに摩擦は生じます。

蚕糸の森でみんなで楽しく遊びたかったのにケンカになってしまった……決して普段から対立しているわけでも、嫌っているわけでもないのに、どうして悲しい結末を迎えてしまうのだろう……

シックスシンキングメガネを使って検証してみることにしました。

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まずケンカが起こったときの対話を分析してみました。

「最初は、ねえかくれんぼしようって○○くんが言ったんだよ!」
「それってアイデア出したからグリーンメガネだね」
「次に、そんなのつまらないって△△君が言った」
「わあ、いきなりブラックメガネだ」

こうして、何の気なしに放たれた言葉が、どんな色メガネで語られてしまったのか確かめてゆくと……せっかく誰かがグリーンメガネでアイデアを出してくれたのに、それをブラックメガネで否定したり、レッドメガネで「怒り」の気持ちをぶつけたり、せっかく6色のメガネがあるはずなのに、黒と赤(それもほとんどが「怒」!)しか使われていないことが明らかになりました。

「これじゃあダメだよねえ〜」

話している内容を色メガネの色で図式化すると、ネガティブな話し合いのパターンがくっきりと浮かび上がります。

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「じゃあ意識してメガネの色を変えたら話し合いが変わるかな?」

今度は、建設的に話し合いが進むパターンを追究してゆきます。たたみ部屋で遊んでいたが、となりの部屋で別の学年が算数をしている。自分たちが騒ぐと迷惑になるのはわかるけれど、自分たちはフリーの時間なのだから、思いっきり遊びたい。さあどうするという流れをある子が思い立ちました。

「じゃあまずグリーンメガネで新しいアイデアを出す」
「部屋で遊んでいるから、あんまり動き回れないし、大きな声も出せないんでしょ?だったら蚕糸の森に行こうよ!」

すばらしい!ちゃんとグリーンメガネで建設的なアイデアを提案しました。

「それいいねえ!」

出されたアイデアを認める発言。これはイエローメガネでもあるし、喜ぶ気持ちを表すレッドメガネとも言えますね。いい流れになってきました。

「でもさあ、せっかく蚕糸の森に行っても、かくれんぼがいいっていうグループと川遊びがいいっていうグループでけんかしちゃったら意味ないよ」

うん、一理あるね。これはただ批判するんじゃなくて、もしかしたらよくないことがあるかも……と事前にマイナス面を指摘して、なんとか回避する道を探すきっかけをつくるいいブラックメガネの使い方じゃあないか。

「じゃあどうすればいい?」

みんなでグリーンメガネをかけてみて、アイデアを探ります。

こうして進んでいった話し合いをふりかえってみると、グリーンがいちばん目立ち、次にイエローとレッド。ブラックもあるけど、その後、ブルーやグリーンのメガネをすぐにかけて、話し合いがただネガティブモードにならないように意識していることが明らかになりました。

メガネという仕掛けを入れただけで、ものの見方を変えるように意識するようになるなんて、進めていた子どもたちにとって驚きのようでした。ただ、メガネというアイデアは決して悪くないものの、かけたり、はずしたりが面倒だという問題が浮上してきました。なんか別の方法はないかな……今こそ、authentic な課題を解決するためにグリーンメガネを使うときがやってきました。どんな方法をとるか……それは次週に持ち越しです。

RI

TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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