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仮説を立てる

[5・6年生]

先週からの停滞ムードを引きずったまま、いよいよ3週目に突入です。

一体、この状況を作りだしている原因は何なのだろう。
結局のところ、行き着いたのは
 ・本やインターネットや速く走るコツはたくさん紹介されているが、その多
  くは根拠が書かれていないため、理屈がわからない
 ・速く走るコツも諸説あり、同じパート(姿勢や腕の振り方など)で異なる
  意見が見られるため、追究を進める上で、どれを拠り所にしてよいかわか
  らない
ということでした。

子ども達と話をする中で気付いたのは、子ども達は普段から速く走るためのコ
ツを自分なりに編み出しているということです。
ゴールするまで前傾姿勢をキープした方がよいとか、空気抵抗を受けなくする
ため手はパーにして指を閉じた方がよいとか。それぞれに我流の走り方を体得
しているのです。

ただ、速く走るために身体をどう動かせばよいか、その仕組みを理解せずして、
本やインターネットで紹介されている情報の受け売りでは、我流の走り方の延
長に過ぎず、今回のテーマ学習の目標を達成することができません。

(今のままでは内容が発散しすぎているし、今後どう進めていけばよいもんだろう。。)

そこで、以前に整理した調査ポイントに立ちかえり、グループごとに調べてく
る方法を取ることにしました。
まずは担当部分を個人で調べ、グループで持ち寄り、意見をまとめます。
各自が調べてきた内容で重複する箇所があれば、信頼性が高いと思われ、そこ
を突破口にするしかないと考えたからです。

 《調査ポイント》
   スタート時の姿勢
   スタート時の足の動き
   走行中の足の動き
   走行中の姿勢、目線、手足の関係
   走行中の骨・関節・筋肉の動き

翌日、各グループの発表を聞く中であることに気付きました。
それは、どの班も共通して「後ろの足をいかに速く引き付けるか」をキーポイ
ントに挙げてきていたのです。

「確かに、脚を速く回転させるためにことは重要だよね。」

そんな中、ある6年生の女の子がホームページで見つけたきてくれた資料が皆
の目に留まりました。
そこには「だれでも速く走れるポン・ピュン・ラン」という見出しが。

「ポン・ピュン・ラン」とは、自身も元陸上競技の選手で、現在福島大学教授
の川本和久先生が提唱された「正しい走り方」です。
地面からからできるだけ大きな反発エネルギーをもらい、そのエネルギーをで
きるだけ無駄にしないことを基本に掲げたこの考え方は力学の作用反作用の法
則に基づくものです。

先週の調査で、子ども達からも「作用反作用の法則」のキーワードが挙がって
いたのですが、いまいち自分達の走りに結び付けて考えることができずにいま
した。

「そういえば、腕振りも地面を強く蹴るという力を大きくさせるってあの本に
書いてあったよね。」

これまで調べてきた点の知識が段々と線になってきた瞬間です。
その後、今までの知識を総動員し、他にも姿勢などの観点も含め、自分達なり
の仮説を作り上げました。

さあ、この仮説を専門家にぶつけてみよう。
来週はいよいよ東京工業大学の丸山剛生先生の研究室を訪問します。
こうご期待!

YI/HY

TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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