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五感を使う場面は身の回りに溢れてる

[1・2年生]

テーマ「我感じる、ゆえに我あり」第二週。
今週は、五感の不思議に楽しく触れるため、多摩六都科学館見学から始まりました。
ただ出かけるのももったいない!
ということで、道中にて五感を活かすアクティビティをしてみることに。
五感を使う場面は身の回りに溢れてる_01まず、乗り換えをする新宿のど真ん中にて、アイマスクをかぶり耳すまし。
「車の音」
「階段を上ってくる人の足音」
「すずめの音」
と、いろいろな音が聴こえてきたようでした。

五感を使う場面は身の回りに溢れてる_02その後、アイマスクをしたままブラインドウォーク。
新宿の街中を目隠しした子どもたちが集団で歩いているのは異様な光景…。
歩きながら、どんな匂いがしたかたずねてみると、
「靴のにおい!」
「みそのにおい」
「鎌倉のにおい」

数十メートルの短い距離なのに、
「まだ歩くの?」
「けっこう進んだよね」
と、子どもたちにとってはとても長かったようでした。
視覚を遮断して歩いていくと、
「これ、下り坂?」
「(地面が)すべすべしている。」
「(日陰で)涼しい~」
といつもなら気にしないような周囲の変化に敏感に気付いているようでした。
五感を使う場面は身の回りに溢れてる_03  五感を使う場面は身の回りに溢れてる_04
多摩六都科学館では、
錯覚を活かした絵(トリックアート)を見たり、
マイクを通して教会やコンサートホールでの声の響きを体験してみたり、
動体視力を測るゲームをしたりと、
五感にまつわる不思議を面白く実感することができました。
電車の中では、通り過ぎる看板を見て駅名を当てるなど、
移動中も何かしらしていて、感覚を集中して使うことが多かったためか、
帰る頃には子どもたちはへとへとになっていた様子でした。
そして、今週は感じる力の一つ「聴く力」に注目しました。
テーマ以外の時間も使って、
外で聴こえた音を絵にするサウンドスケープを行いつつ、
教室の中でどんな音が聴こえるか耳を澄ませてみました。
「エアコンの音」
「ゴホンゴホン」
「歩く音(ドンドン)」
そして、COMMUNICATORとして、
ある音がどのように聴こえるか、表現することに挑戦しました。
袋を触った音、紙を握った音、米粒が流れる音……。
ビニール袋を握るという同じ音を聴いても、
「ザラザラ」
「ぐちゃぐちゃ」
「しゃかしゃかしゃかしゃか」
など多様な表現が子どもたちから出てきました。
来週は、見る・聴く力も使いつつ、
他の感覚も活かして活動しよう!

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TCS2011年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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