【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】生物多様性の保全は私たちに委ねられている。
<テーマ学習> 〜概要
私たちの暮らしている地球上のさまざまな場所で生態系が形成され、一つの生態系をとっても多種多様な生き物が共存しています。その生物の多様性によって生み出された調和の中で私たちの生活が営まれています。ただ、こうした調和は普遍的なものではなく、それぞれの生き物がお互いに相互作用を及ぼしながらバランスを取っている不安定なものでもあります。
私たち人間が地球上を移動し交流していく中で、別の場所に生息していた生物も運び込まれてきました。こうした「外来種」によって、これまで保たれていた調和が乱され、元々その地にいた「在来種」の生活を脅かすばかりか「絶滅」に追いやってしまったケースもあります。この生態系の変化は地球規模で起きていることであり、また私たちの身の回りでも日々変化が起きているのです。
TCS近くの公園で見かけるアメリカザリガニ、ミシシッピアカミミガメ、セイヨウミツバチにセイヨウタンポポなどなど。私たちの当たり前と思う風景のなかに「外来種」が入り込んでいます。
なぜこんなことが起きているのか、それがどんな影響を生むのか、私たちとどう関係あるのか。このテーマ学習を通じて、身の回りの生き物の生態について解き明かしながら、人間と在来種、外来種の相互作用が生み出す生態系の変化を考察していきます。その上で多様な生物が共存する生態系を守るべきか、変えていく必要があるのか、生物多様性の保全について考えていき、プレゼンではその考えをまとめて、 伝えることに挑戦します。
KO
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2022年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)