【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】魂は細部に宿る。
＜テーマ学習＞ 〜概要
「神は細部に宿る（God is in the details.）」という有名な言葉があります。作品の細部（ディテール）にまでこだわった丁寧な作品には作者の強い思いが込められており、まるで神が命を宿したかのごとく不朽の作品として生き続けるという意味で使われています。
これまでに6年生たちは意思表現の探究領域で、街に溢れる非言語の表現である「サインとピクトグラム」、言葉を介さずとも他者に気持ちや考えを伝える「表情と仕草」、また感性と情緒を凝縮した言葉による「詩」、情報の発信者側と受信者側を行ったり来たりして”伝わる”ために取捨選択を行う「編集」などさまざまな表現について探究してきました。
その集大成として今回は「映像」による表現に挑みます。
私たちが日常的に親しみ、楽しんでいる映画は、緻密に計算された”いくつもの技術力の結晶”が為せる技です。俳優の動きやセリフ、カメラワーク、音楽、衣装などに加え、キャラクター設定や世界観の作られ方、ストーリー展開に至るまで、その一つひとつに細部まで魂を込めるからこそ、人の心を動かす力を内包します。
それが、映像編集という表現方法の持つ力です。
そこで、これまでに多様な表現方法を身につけてきた６年生たちが、オリジナルの映像制作に挑みます。
今回のお題は「TCS校歌のMV制作」。TCSをよく知っている6年からこそ詞から連想するアイディアもたくさん浮かんでくることでしょう。これまで培ってきた子どもたちの溢れるクリエイティビティを一つの作品として形にするには6つのSPIRITが不可欠です。その上でストップモーションでの細やかな撮影と、出来上がった映像に効果的な編集を組み合わせることで、人の心を動かすためにとことん細部にまでこだわって作品を創り上げることができるのか、最高学年としての挑戦が幕を開けます。
YI
（参考） TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2022年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表（実施内容）