【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】見れば見るほど見えてくる。
<テーマ概要>
普段とくに注意を払うこともなく、「ただそこにあるもの」としか捉えていなかったもの。そこにスポットが当たり、たまたまあなたがその存在を強く認識したとしたら。
そして、その存在に名前があることを知ったとしたら。それは「たしかにそこにあるもの」として急に姿形を帯び始め、あなたの世界が彩りを増していくはずです。
ポンプから流れ出る水を手で受け止めることで”water”の意味を理解し、「物にはすべて名前がある」と身をもって学んだヘレンケラーのように。
私たちの身の回り、特に”自然”という世界においては、とてもたくさんの神秘と不思議が秘められています。
そこで今回は、自然の中にある『植物』、特に『葉っぱ』に焦点を当て、じっくり観察するところから始めます。葉っぱを見つめ、細部を見たり見方を変えたり、似ているところや違うところを探したり。とことん観察を繰り返しその特徴を調べ、記録していくという”科学的な見方”をすることで、同じだと思っていたものに”個性”や”名前”があることに気づいていくでしょう。スクールに程近い「紅葉山公園」を舞台に歩き回り、たくさんの種類の葉っぱを集めていく過程を通じて、自分たちなりに分類したオリジナルの葉っぱマップを制作していきます。
よく観察することで、見えていなかったものが次第に見えるようになってくる。そんな探究の旅へ、いざ出発!
MK
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)