【学年】3年生4年生
【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】石ころから自然の不思議が見えてくる。
プレゼンでは、自分たちが見つけてきた石や資料から知り得た石の中から、「この石はぜひ紹介したい!」というものを3つ選び、それをグループに分かれて発表していきます。
始めに、意見をとったところ、13種類の石が挙げられました。
玄武岩、砂岩、チャート、緑色岩、れき岩、せん緑岩、アスファルト、泥岩、石灰岩、結晶片岩、ホルンフェルス、コンクリート、花こう岩
ここから、全員が納得して3種類に厳選していきます。
「れき岩って、砂つぶが合わさってできているから、ハーモニーな感じがしていいと思う。」という意見が出ると、
「おー。」「いいねぇ。」といって、れき岩に票が流れます。
「それなら、砂岩の方がもっと小さな粒で、集まりの始まりって感じがするから、ハーモニーが強い。」
「それも、そうだ!」といって、砂岩に人気集中。
これがいい!の感情だけでなく、自分たちがどんなことに驚き、不思議に感じてきたかを思い起こしながら、意見を出し合い、話し合いは白熱します。
すべて紹介したい。でも、3つに選ぶという制約があるからこそ、それぞれ学んできたことがさらに吟味されていきます。
どの3つになったのか、どんなことを語るのかは、明日のプレゼンとその後の報告でお伝えしたいと思います。お楽しみに!
さて、プレゼン当日です。
15人で選んだ石は、花崗岩、チャート、石灰岩。そして、石灰岩とほかの石を混ぜて作り出すコンクリートでした。1グループ5分以内という制約を設定し、何を伝えたいか、誰が話すかを考えて挑みました。内容の中には、Inquiry KeysのForm、Causation、Connectionの観点を入れることができています。
15人が3種類の石を選び、協力してひとつのプレゼンに仕上げることができました。オーディエンスからもその様子は伝わったことが感想からもいただけました。
自分たちでもプレゼンの映像を見て、できたところ、課題、見習いたいところをふりかえり、記録しました。
各自で作った新聞です。見やすいように整理し、図も入れ、丁寧にまとめられています。調べたことを写すだけでなく、自分の感じたことを自分の言葉で記してあるところもいいですね。
「石ころから自然の不思議が見えてくる。」というセントラルアイディアのもと進めてきました。石ころをはじめ身のまわりの自然にはまだまだ不思議が詰まっている面白さをこれからも味わってほしいと思っています。
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(参考)2019年度TCSテーマ学習一覧より他のテーマ学習内容をご覧いただけます。