【学年】5年生
【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】アイディアは時空を超えて再現できる。
<テーマ概要>
私たちの身の回りには「デザインされたもの」があふれています。ミクロのペン先から巨大なビルまで、全ての人工物には人の手によって設計され、つくり込まれた「デザイン」の力がはたらいているのです。そして、デザインの力は私たちの文明を作り上げてきた原動力ともいえるでしょう。設計を行うことによって私たちは頭の中に思い浮かべたアイディアを具現化し、設計と実装を繰り返して試行錯誤することで、私たちはアイディアを手に取ることのできる「もの」として仕上げることができるのです。しかし逆説的に、私たちはデザインされたものの中に埋もれているという見方をすることができます。私たちは、無意識的に使っているその「デザイン」をあたりまえのものとして消費して、いつのまにか「デザインした人」のいいようにに操られてしまう存在になっているのではないでしょうか。
今回のテーマ学習「ハイ!テック」では、「人間はデザインする葦である」というセントラルアイディアをもとにして、動詞としての「デザインすること」を徹底的に実践し、自分たちがデザインする存在であるということを実感します。まずは、私たちの身の回りにあるデザインに気づいて、それぞれどんなアイディアを元にして設計されているかを発見します。そして、小学生向けのゲームをデザインして作るプロジェクトを立ち上げます。iOSで遊ぶことのできる、ゲームのデザインをSwift言語を使って実装するプロセスの中で、仲間と協力して発想と設計と実装を繰り返し、「デザインする」ことを実践します。私たちは、デザインの力によって「想像力」を「創造力」につなげることができるのです!
TY
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(参考)2019年度TCSテーマ学習一覧より年間のテーマ学習内容をご覧いただけます。