【学年】3年生4年生
【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】石ころから自然の不思議が見えてくる。
<テーマ概要>
「発見」「疑問」「モヤモヤ」。この3つのアンテナは、絶えず止まることがないところに「学び」の面白さがあります。そして、万象究理での探究は、アンテナをフルに活動させながら真実に近づくことを目指すも、終わりがないというなんとも魅力的な領域であります。
今回のテーマ学習では、「石」という身近でありながら謎の多いものについて、観察・推理・実験・調査を繰り返していくことで、浮かび上がった謎を解き、さらに出現してきた新たな謎や簡単には解けそうにない謎に直面していく中で、石に魅了され、「学び」そのものの醍醐味を味わっていきます。
岩、石、砂、泥について、それぞれの経験知からスタートし、多摩川の川原でフィールドワークを行います。知っていたことが確証に変わったり、ズレが生じたり、現物と情報に自分なりの考えを交えながら、新たな知へと更新していきます。さらに、調査する川原を上流と中流の2箇所にすることで比較検討し、石の成り立ちやそこから浮かび上がってくる大地のメカニズムに迫ります。そして、幾年もの歳月を重ねてきたものを人間がどう活用してきたのかを知ることで、石の魅力が一層増してきます。
最後には、自分たちが感じ、考え、知り得た石について、限られた時間の中で思う存分語ります。どのくらい魅了されてきたかが語りに表れてくることでしょう。
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(参考)2019年度TCSテーマ学習一覧より年間のテーマ学習内容をご覧いただけます。