【探究領域】自主自律
【セントラルアイディア】私たちはかけがえのない存在である。
<テーマ学習> 〜概要
自主自律領域では、「私たちはどのように自分らしく生き続けるのか」という問いに向き合っていきます。自分がかけがえのない存在であることを認識し、自由に発想し、行動すること、それが「自主性」です。その「自主性」を他者も同じように持っていることを理解し、互いの自由を生かすために自分の行動を変えていけること、それが「自律」になります。「私」ではなく、「私たち」がどのように自分らしく生き続けるのか、自主という気概を持ち、自律して生きる人になるためにどうしたらよいか、TCSのテーマ学習で最初に掲げている領域の初回が、本テーマ学習にあたります。「私たちはかけがえのない存在である。」この概念(セントラルアイディア)の到達を目指していきます。
自分とはいったいどんな人なのか。スクールで共に学ぶ、ほかの1年生たちはいったいどんな人たちなのか。自らをそして相手を観察することから始めていきます。姿かたちはどうなっているのか、どんなことでどんな気持ちになるのか、思ったことをどう表現しているのかなど、観たこと振り返ったことを記録し、語り、聞いていく。自分自身を含め、互いの特徴をとことん追究し、誰もが、ほかにはどこにもいない存在であることに気づいていくことを目指します。自分を知るには他者の存在が欠かせません。他者に語り、反応してもらえることで新たな気づきが生まれ、また、他者視点によって知らなかった自分を発見することもできます。周囲の存在によって自己変容していく体験を通して、互いが変われる存在であること、特徴も固定されるものでないことに触れ、共に存在することについて目を向けていきます。特に、いちばん身近な存在である親からの視点を知ることは自らの尊さを感じる大きな機会となります。プレゼンテーションの場では自分たちについて堂々と語ることに挑みます。私たちは誰しもかけがえのない尊さを持った存在である。その実感値が6年間の中でじわじわ心身に染み込んでいけるよう、自主自律の第一歩を踏み出します。
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2025年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)

