【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】編集によって情報の価値は変わる。
<テーマ学習 〜概要>
YouTubeの動画を思い浮かべてみてください。iPadなどで「録画」ボタンを押して撮っただけのひと続きの動画とは違い、それはいくつものカットで区切られ、効果音や音楽が加えられていたり、文字の情報などが加えられていたりします。そのようにたくさんの素材を組み合わせて、一つの動画などを作っていく過程が「編集」と呼ばれるものです。
しかし編集という行為自体は、実はそういった映像作品を作り出すためだけに行うことではなく、日常的に無意識に行ってきていることでもあります。誰かから聞いた話を編集して伝えたり、目で見た情報を自分なりに編集して文章にしたり、あるいは日常的に接しているニュースや人から聞く情報も、必ず誰かの手によって編集されたものです。
今回のテーマ学習では、まずはそういった日常にたくさんある「編集」の存在に気づき、自分たちが接している情報がどのように編集され、また自分がどのように物事を編集しているのかに気づくことからはじめていきます。そして誰かが書いた文章を編集する経験を通して、情報の価値が変わるとはどういうことなのかを考えていきます。
5年間ずっと慣れ親しんできたクリエイティブ作文。自分ではずっと書き続けてきても、なかなか他の人が書いた作品を味わう機会はなかったことと思います。今回は他のキッズが書いた作品を読んでいく中で、自分がいいと思う作品を見出し、その「作者」さんとのコミュニケーションを通して、その作品の編集に携わっていきます。
同じ学年のキッズが選んだ他の作品とともに、最終的には文集のかたちにしていくことが目標となります。どのような編集が作品の持つ良さを高めるために効果的なのか、作家さんだけでなく、仲間たちとのコミュニケーションを通して学んでいきます。
YII
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2024年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)