先週に行った「蚕糸の森公園のゴミ調査」グラフが出来上がり分析していると
「全部拾いきれなかったから調査とは言えないよ」と言う意見。
前回、ゴミを捨てている人への呼びかけたりしていた子ども達。
ゴミへの意識がとても高まっていることを感じます。
「徹底的に調査をしよう!」と、この日は再調査を行うことになりました。
前回、回りきれなかった反省から、話し合いをし、今回は分担をして行うことにしました。
「徹底的に拾う」ということで、今回はみんな目の色が違います。
土の中のものや川の中まで注意深く、隅から隅まで拾っていきました。
「またこんなにゴミがたまっているよ」
「なんでこんなに捨てちゃうんだろ?」
真剣に拾うだけに、気持ちが入っていきます。
大変多くのゴミを集めることが出来ました。
早速、分別していると、
「やっぱりタバコの吸殻は多いね」
「びんもいっぱいあるよ」
土の中にびんが埋まっていることが多くありました。
前回と少し違った結果が出ました。
これもまた表とグラフに表します。
ゴミを拾うという実体験をしてきたところで、
「ゴミはどのように処理されているのだろう?」
と問いかけると、
「燃やす」「埋め立てる」など色々あがりました。
自分達の目で実際に確かめに、
八王子市の端にある多摩清掃工場へ次の日は見学です。
ゴミのプラットホーム、焼却炉、制御室などなど流れに沿って見学させてもらいました。
中でも、驚きだったのはゴミの量。
「えぇっ!」
焼却を待っているゴミを見て驚きの声が上がります。
「あっ、ぬいぐるみが捨てられている」
「かわいそうだね」
「まだ使えるんじゃないかな?」
という声もありました。
「分別をしないと資源もむだになってしまう。
さらに分別をしないと、機械が壊れたりしてしまいます。」
「最後の最後は自分達の手で分けているんだよ。
この役割も、分別をしっかりしてくれたらいらないんだけどねぇ」
多摩地区はとても分別が細かく分かれておりに地球環境のことを考えています。
ゴミを燃やした熱は無駄にせず、暖房や温水プールに使っているということです。
まさに”ゴミと友達”
そのことについて取り組んでいる人たちの姿を見ました。
分別の大切さを現場の人たちから聞いた翌日。
明日はゴミの日ということで、以前に自分達の拾ったゴミを分別し捨てます。
「くさい!」
日にちがたったのでさすがににおいが強くなっており、
大変な思いをしながら分別作業をしました。
スクールのある杉並区は、細かく分かれていません。
「まだ、このたばこの包装紙はきれいだから使えるよ」
など、何とか資源にしたいと考えるの声も聞こえました。
ゴミの分別が大切ということを実感した子ども達。
来週は、新宿にあるリサイクルセンターを訪れ、そこで
「おもちゃ病院」というところを中心にインタビューにいきます。
壊れたおもちゃを依頼を受け、直し使えるようにしている方達がどのよ
うな活動をし、どのような思いを持っているのか楽しみです。
TK