特定非営利活動法人 東京コミュニティスクール

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新しい経験だらけ

今週は、前2週間で外に出て観察した事や
疑問としてあがってきたことについて話し合ったり
本や資料で調べたりの時間が多く、
1年生にとっては新しい経験の時間でした。

まずは、先週の実験のまとめからです。
バケツ実験で、カラスはバケツなしの肉はすぐに食べに来ましたが
バケツありの肉には、二人の予想に反して、気付きもしませんでした。
「気付かなかったってことは、カラスはどうやって餌を探しているんだろう?」
「目!」

新しい経験だらけ_01
一つ一つ予想を立て
それを記録し
実際に観察して
結果を話し合って、また記録する。
そういった手順も二人にとっては初めてのことです。
自分のファイルに一枚づつ学びの記録が増えていく
手ごたえを感じているようです。


新しい経験だらけ_02
東京都のカラスの数を表したこのグラフ
増減には理由があるはずです。
現象の裏にある理由を考える。これもまた新しい経験です。
意見としては、やはりゴミについて上げられました。
じゃあ今度はちょっと視点を変えて
カラスが増えることについてどう思うか聞いてみました。
すると、増減の背景については「分からない・・・」を
くり返していた子が
「良いことだと思う。別にカラスが増えても飛び回るだけだから
人間に迷惑はかけていない。」
と、はっきりと自分の考えを述べることが出来ました。
たのもしいものです。

そこで、カラスについて書かれた本で
人間に対する害の部分と人間との交流の部分を
スタッフが読み聞かせます。
この2週間、カラスを観察し、予想を立て、また観察し・・・

を繰り返していた子ども達。
本からの情報の面白さにも食いついてきます。
でもやっぱり、自分の目で確かめた事は大切。
本やネットからの情報で分かったつもりにならないよう
現物に触れることを大切にしていきます。

今週最後の実験は、和田堀公園で拾ってきたカラスの羽を切ってみること。
予想は、「羽の素がびっしりつまってる」
実際にはさみで切ってみると・・・・「空洞だ!」
「何のために空洞なんだろう?」飛ぶ時に軽い方がいいって本当?
同じくらいの大きさの物と羽を同時に落としてみると
羽はゆっくり落ちてきます。
それまで、羽の中身が空洞ということと
飛ぶのに有利という考えが結びついていなかった子も
自分の手でやってみることで理解の質が変わります。

新しい経験だらけ_03
来週は、「カラス、どこが悪い!?」の著者
森下英美子さんが
子ども達の疑問にヒントを与えに
スクールにきてくださいます。
楽しみだね!

YT

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