【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】私たちは、ことば以外でもわかり合える。
<テーマ学習> 〜概要
誰かに対して自分の考えや意見を伝えるとき、私たちは多くの場合に言葉を使います。たとえば「あっちに言って」や「それは違うよ」というのを言葉で伝えるのは簡単です。しかし、「あっちに言って」ならそちらを指さすことで、「それは違うよ」なら首を横に振ることで、言葉を使わずに伝えることも可能です。また誰かの質問に対して言葉を発しなくても、俯いたり、上を見上げたり、じっとその人を睨み返したりといった表情だけで、何かしらのメッセージを相手に与えることができます。
そういった言葉を使わないコミュニケーションを非言語コミュニケーションと呼びます。上に挙げた例からもわかるように、私たちはそういった非言語のコミュニケーションを生活していく中でたくさん使っています。今回のテーマ学習では、そういった言葉を使わない、表情や仕草による表現にはどういったものがあるかを知り、自分たちがいかにそれを無意識に使ってきているのかを発見していきます。
TCSでは入学のときから6つの「TCSスピリット」を発揮するように働きかけていますが、そういったスピリットもまた言葉ではなく、表情や仕草の中に浮かんでくるものです。自分で意識して発揮できていることもあれば、意識しているつもりでも周りになかなかわかってもらえないという場合もあります。逆に、自分で意識せずにやっていることが、他の人からはスピリットを発揮していると感じられることもあります。非言語のコミュニケーションを学んでいく中で、他の人が発揮しているスピリットに気づき、自分はどうしたら発揮できるのかを考えてスクールでの生活に活かしていきたいと思います。
どのような表情や仕草が、どのような意味を持って人に伝わるのかを、さまざまなテキスト、映像、そして目の前にいる人から読み取り、言葉以外のコミュニケーションを意識していき、表情、仕草で学びの成果を伝えられることを目指します
YII
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2024年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)