【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】自分視点と俯瞰の往来が理解と判断を助ける。
<テーマ学習> 〜概要
自分のいる場所、現在地がどこなのか。目の前に見えるものだけがすべてになってしまうと、立ち位置は把握できず、目的地すら見失いかねません。自分がどの方向を向いて立っているのか、俯瞰して見たときにどの地点にいるのか、この2つの視点を行き来することで、自分のいる場所が把握できるようになっていきます。自分視点と俯瞰の往来をとことん徹底していくことが、自身の理解と判断の助けとなる。それを実感していくのが今回のテーマ学習となります。
探検の場は中野駅周辺。地図上では駅周辺にさまざまな地図記号が存在します。地図にはどんな情報が盛り込まれているのか、実際に現地に行ったらどんな情報が得られるのか、机上と現場での考察を繰り返します。地図と方位磁石を片手にまち探検です。自分たちの力で安全に自由に探検する方法を考える事前準備も欠かせません。探検中は、現在地と向かう方角を常に把握し、歩く距離をロードメジャーで測定。探検後に地図上で歩いた道のりを確認し記録していきます。何度も同じエリアを歩き続け、同じことを繰り返していく中で、新たな発見をするとともに、空間認識や距離感覚を磨いていくことを目指していきます。また、探検は9人の仲間としていきます。紆余曲折、迷い道に入ることもあるでしょう。迷ったときが学びのチャンス。なぜ迷ったのか、どうしたら迷わないですむのか、互いの意見を出し合い考えていきます。
探検の成果は、地図で表現していきます。既存の地図をトレースするのではなく、頭の中に描かれた地図を再現していき、自分たちの捉えた「中野のまち」の地図をつくります。そして、発見したまちに欠かせないもの、中野の特徴となるものを「見に行きたい」と思ってもらえるよう、伝え方を考えていきます。迷わずに辿り着ける地図と、足を運びたくなる道案内を6週間後のプレゼンテーションディで披露します。
AN
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2023年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)