【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】この地には歴史が刻まれている。
＜テーマ学習 〜概要＞
広大な土地がたっぷりとあって、そのうえにたくさんの建物が立ち並んでいる。なんとも豊かなまちのように思えますが、これだけでは本当の意味で”まち”とは呼べません。
”まち”とは、そこに住む人がいて、場に根付いた暮らしがあり、そこから生まれた文化が息づいている。
そうやって、自然の地形を基盤にしながら、人々が自らの生活に合わせその場を常につくりかえてゆけるのが、”まち”の醍醐味ともいえます。
しかし、資料だけをみていても、その面白さは決して肌身で感じることはできないでしょう。
開発著しいエリアの中に突如として現れる寺院、まちの路地を縫うようにくねくね走る曲がり道、アップダウンを繰り返す坂道など。
自らの足で外に出向き、普段見過ごしてしまうような何気ない風景に改めて目を向けたとき、その地に刻まれている”まちの個性”が、急にぐっと色濃く浮かび上がってくるはずです。
だからこそ、「紅葉山見っけ隊」や「ココドコ」で培ってきた学びのアンテナや地図情報の知識を存分に活かし、まちの隙間にひっそりと佇んでいる”歴史の痕跡”を発見する旅に出かけます。
今回は、都心にひそむ巨大な谷「渋谷エリア」、23区内一の高さ・愛宕山を中心とする「虎ノ門〜芝エリア」、そして寺院がひしめきあう下町「谷根千エリア」、をめぐってゆきます。
その中で、どんな歴史の痕跡が見つかるのか。一体それはなんなのか。どうしてここにあるのだろうか。
埋もれていた痕跡が意味する歴史の背景を紐解きつつ、タイムトラベルするようにまちや人の暮らしの変化にも思いを馳せていきます。
遠くに行かずとも、自分たちが暮らすまちの至る所にだって、興味深い歴史の痕跡やタネはたくさん眠っている。さぁ、そんな歴史旅に、いざ行こうではないか！
MK
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（参考） TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表（実施内容）