【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】私たちは経済活動の担い手である。
<テーマ概要>
私たちが暮らしている「社会」は「おかげさま=お蔭様」が目に見える場所・見えない場所で複雑につながりあって循環していることを子どもたちは低学年の時に学んできました。
そして中学年になった今、人と人とのやりとりの背景で「お金」が循環している実態を知り、私たちの暮らしと切っても切ることができない「お金」について改めて想いを巡らせていきます。
「お金」は直接やりとりをするだけではなく、顔の見えない人、普段関わりのない人、遠く離れた人との「取引」を可能にする媒介物でもあります。
取引はお互いが納得した上に成立するものであり、この取引が多様であるほど、お金が巡り、社会が豊かになります。どんな取引があり、どう取引が成立しているのかを知っていくことで、自分たちも社会の一員として影響を及ぼしていることに目を向けていきます。
そのために、まずは自分の身のまわりの取引について「経済活動」という観点で捉えていき、目に見える部分から目に見えない部分まで視野を広げていきます。
そして「どうしてお金ができたのか?」という問いについて探究していきます。
「物々交換」がどのような変遷を経て現在の「貨幣システム」に至ったのかを知ることでお金の見方が変化し続けていくことでしょう。
その上でこの社会を動かしている「経済活動」に自分がどう関わっていけるのかを模索していきます。
「1万円あったら何に使うか?」という設定をして、より経済活動に貢献し、自分も社会も幸せになる使い道を考えていきます。
経済活動が遠いところで行われている自分とは関係のない世界ではなく、自分たちの生活している場で起こっていることであり、自分自身も関わっていることを実感し、お金と向き合い、経済活動の担い手として自ら何ができるかを考え続ける探究が始まります。
YI
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
2019年度 年間プログラム(PDF) ・ テーマ学習一覧表(実施内容)