【学年】 3年生4年生
【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】感性と情緒が凝縮された言葉は、人の心を結びつける。
<テーマ概要>
「旅に出る」。この言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?綿密な計画を立てて、心焦がれた憧れの場所に行く?あるいは、目的を決めずに”あてのない旅路”を進んでいく?
心構えやその方法に差異はあれど、きっとそのどちらにも共通しているのが、「心揺さぶられる瞬間を追い求める」ということ。だからこそ、初めて一人旅をする人にとっては、その一歩を踏み出すのに勇気が必要だったりもするし、逆に旅好きの人にとっては、その瞬間を何度も味わうために旅を重ねていくのではないでしょうか。
そこで本テーマでは、まず「旅」に出てみる。そこから始めていきます。しかし旅といっても、必ずしも派手な体験や有名な場所に行く必要はありません。地味な場所、勝手知ったる場所、誰も行かないような場所に行くことも、十分に素晴らしい旅になります。
なぜなら、ワクワクドキドキ感から、知らずしらずのうちに一人ひとりが持っている「感性の扉」がぐっと開いてくる。すると、普段見過ごしてしまいそうなほんの小さなことにも「情緒」を感じるようになる。そしたら自ずと、誰かに伝えたくなるから。
そうやって回り始める「発見や感動のスパイラル」を「言葉」に変え、ぎゅっと凝縮させた「詩」として表現していく。それが今回のミッションであります。
そのためにも、様々な詩人の技を学び、その技を使って書きながら何度も作品を推敲し、より良い表現へと磨いていきます。
プロセスの中で、仲間たちの詩にも触れ、お互いの感性の違いや素晴しらさにも気付いていくでしょう。それは表面的な他者理解を超え、相手のことを深く知り認めあうきっかけになるはずです。
最終的には、自作の最高傑作の朗読に挑戦していきますよ!さあ、言葉の力でどこまで共感を呼ぶ表現ができるか、詩の旅に出発しようではありませんか!
MK
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形 ・ テーマ学習一覧表_実施版