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「信じるカネ?」G4テーマ学習レポート4

【学年】 4年生
【探究領域】社会寄与
【セントラルアイディア】私たちは経済活動の担い手である。

 
<テーマ学習レポート>
G4 「信じるカネ?」1

1円でじゃがいもが20kg買える。映画は2回見られる。貨幣博物館で印象に残ったことで話題になったのが、1円や物の価値。「昔ってお金の価値が高かった?」との疑問は、今現在との比較から生まれてくるものであります。

どうして物価が上がっていったのか、インフレの仕組みを資料から読み取っていきました。

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「ディマンド・フル・インフレとかコスト・プッシュ・インフレとか、わざわざ難しい名前にしてない?」「日本語使えばすぐにわかるのに。」「かっこつけすぎだ。」との声。確かに、経済用語は難しそうに思える要因のひとつかもしれません。また、資料の中でお金が回らなくなることを「元気がなくなる」という表現がなされていました。お金が元気に巡ることで経済活動は活発になっていく。明治期から変動を繰り返しながらもお金が徐々に元気になっていったことで、今の物価に行き着いていることが見えてきました。

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1万円の使い道を考えていく中で、値段の感覚は持っていたいもの。そこで、今の野菜の値段は?お肉の値段は?とあるスーパーでの価格を元にして、値段当てクイズをしてみました。1万円でどれだけ買えるか予想を立てていきます。さぁ、誤差はいかほどに。

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「思ったより物の値段って安いんだなぁ。」というのが全体的な印象の様子でした。ハンバーガーひとつ取ってみても、材料費や光熱費、人件費を入れると安いとの意見。薄利多売の方法で価格を下げていることにも触れるきっかけになりました。

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続いて、値段調査第2弾として、自分でお金を稼いで、家に住むとしたらどのくらいかかるのかシミュレーションしてみました。通学路にある求人募集を見てみると、時給は1000円前後が多いことがわかります。時間や年齢によって時給が違うことも新たな発見です。

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「家賃って高い!」値段当てクイズでは生活に関する物の値段だったこともあり、桁数が増えて驚きのよう。「とくかく安いところがいい。」「いや、広いところに住んで、たくさん働く。」「一人で住むより、同じ部屋に何人かで住んだ方が安くならない?」自分が払うという視点になると考え方もいろいろ出てきます。

「お金を稼いで暮らすのって大変だ。」とイメージしただけでも、そういった声があがります。物の値段について、一部ではありますが、知った上で、1万円の使い道を再度見直していきます。

 
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(参考) TCSテーマ学習については、以下よりご覧ください。
2018年度プログラム_基本形テーマ学習一覧表_実施版

 

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