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「We love 遊」T2-G4 テーマ学習 レポート3

【学年】4年生
【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】私たちは時代の流れの中で生きている。。

<テーマ学習レポート>
祖父母世代の遊び[テーマ『We love 遊』(G4)]

3週目は、お祖父さんお祖母さんの世代の遊びについて知り、その時代背景についてイメージを膨らませていきます。

現在4年生(満10歳)のキッズの、お祖父さんお祖母さんの世代が、10歳の頃は、いまから大体50年〜70年くらい前のことでしょう。ちょうど終戦間も無く、から、東京オリンピックが開催されるくらいまでの広い範囲です。今回いただいたお手紙で戦中を経験されている方はお一人しかいらっしゃいませんでした。戦後復興期を過ごしたお祖父さん、お祖母さんが子供の頃はどのような遊びがあったのでしょうか?

いただいたたくさんのお手紙から、一つ一つ丁寧に読み進めていきました。それぞれの内容について、細かくは掲載しませんが、抜粋していくつかご紹介します。特に、キッズたちが引っかかったポイントは下の3点でした。

1.「ものが全然なかった」

「太平洋戦争の敗戦後間も無くだったため、ものがなかった。手袋を編むことが遊びだったけれど、それは売っていないから自分の手袋を作っていた」「昔は買うことよりももらうことの方が多かった」というエピソードがあるお祖母さんの手紙に書かれていました。

今は「買える」ものがたくさんあります。今はたくさんのものが商品になって消費することができるようになっています。「昔はお野菜とかもあまったら隣の家にあげたりしてたんだよね。もらうってことはあげるっていう文化があるからということだよね。」なるほど、つまり「ものが全然なかった」のではなく「買えるものが少なかった、売られていなかった」ということがわかったわけです。

2.「みんな同じことをしていた」

買えるものが少なかった中で、お祖父さん全員に共通して出てきたのは「めんこ」でした。みんなメンコで遊んでいたんですが、その遊び方も似ていて「メンコを二枚貼ったり、泥を塗ったりして重くしたり、工夫をしていた」というところが共通していました。

「色々な工夫をして遊んでいたんだな。今じゃゲーム機に泥を塗るなんて考えられないよね。」と話が盛り上がり、「でもDIY、なにか工作とかものづくりをすることは似ているよね」と、私たちとの共通項も見いだすことができました。 

3.「テレビが始まったころ」

「番組」といえばテレビですが、お祖父さんお祖母さんの世代では「ラジオ番組の「赤胴鈴之助」が流行っていた、学校ではよく話していた。」という話が。テレビが始まる前にはラジオがその役割をしていたり、テレビ放送が始まると、「月光仮面」が流行っていたり。今のキッズたちはYouTubeですが、お祖父さんお祖母さんの世代から、子供達はやはり映像やエンターテイメントを楽しんでいたんですね。 

お祖父さんお祖母さんの世代の手紙からは太平洋戦争の敗戦後の話を中心に知ることができました。

次は、戦中、戦前のときのことを知るために「昭和館」に参ります。

昭和館ではどのような「時代の流れ」に触れることができるのでしょうか?

TY

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