【学年】３年生４年生
【探究領域】共存共生
【セントラルアイディア】 「地球資源の持続可能性は人間の選択に委ねられている。」
＜テーマ概要＞
この地球上に住む全人口はこの200年間で約７倍に増加し、現在の世界人口は約75億人を超えています。中国・インドなど新興国を中心にこれからも益々人口は増加すると予測され、2050年には90億人を超えることでしょう。
これだけの人間が今までと同じように便利で豊かな暮らしをするために多くのものを使い続け、たくさんのエネルギーを消費し続けたらこの地球はどうなるのでしょうか？
エネルギーのもとになる資源には有限なものもあります。特に、私たちが欠かさず使用する電力で使われている化石燃料は有限であり、原子力のウランも有限な資源です。
私たち人間が引き起こしている石油危機、原発事故、温暖化、人口増加、環境破壊、環境汚染等々、あらゆるエネルギー問題は自分たちの生活を脅かすだけでなく地球上に住む他の生物や地球環境そのものにも顕著に影響を表しています。「ただ消費する」という価値観を見直し、私たち人間が知性と理性を持って、この地球の舵を大きく転換することが迫られています。
このテーマ学習では、私たちの日常生活に一番深く関わっている「電気」にフォーカスし、電気と私たちの関わりやさまざまな発電方法と課題、また未来の生活における電気の使用と対策について持続可能な選択を探究していきます。
豊かな暮らしとはどういう暮らしなのか、節約やリサイクル、リユースなどの他に私たちが身近に取り組めることはなんなのか？人間が模索していく未来の暮らしにはどのような選択肢があるのでしょうか？資源が枯渇していく中でどう生きていくのか。使わない？使い尽くす？効率よく使う？地球外に求める？代替する資源は？
地球市民としてこの転換期にどのような道を選ぶのか、改めて”豊かさ”について考えていきます。
YI