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「限りある資源、限りなき欲求」~ふりかえり~

タイトル:限りある資源、限りなき欲求
探究領域:共存共生
セントラルアイディア:「地球資源の持続可能性は人間の選択に委ねられている。」

[3・4年生]

子どもたちが考え出した提言は次の2つでした。
「晴れた日は外に行こう!」
「いろんな人と会話をしよう!」

一見、単純なことにも思えますが、彼らが限りある資源の実態を知り、抱えている問題を自分たちごととして捉えた表れだと評価しております。
どちらの提言も、第一線で活躍してされている現人(専門家)のいる現場に出向き、そこで伺った話が大きく影響しています。地球上にある資源は使ってしまえばなくなる「限りある資源」に対して、太陽からのエネルギーは減らないものと言っても過言ではありません。風力や水力も太陽があるから存在するものと考えると太陽のパワーは絶大なるものになります。太陽のすごさを語っていただいたことで、数ある自然エネルギーの中でもやはり「太陽」をもっと利用したいという気持ちが子どもたちの中に生まれてきたように感じます。

また、自然エネルギーを活用したくても何から始めていいのかわからない人をサポートしていることや自分たちで動いていこうという姿勢を広げていきたいと熱く語っていただきました。いかに、自分ごととして捉える「オーナーシップ」が必要だということがひしひしと伝わってきました。子どもたちも同じように感じ取ったのではないでしょうか。だからこそ、一方的でない、ぐるぐると巡る会話ができるようになることで、将来自分たちが電気を作る生活も夢ではないと思うようになったのではないでしょうか。また、彼らは「電気の無駄遣いはしないようにしたい」という気持ちを変えたわけではありません。自分たちが会話のできる人をなぜ目指していくのかを振り返ったときに、日頃の電気の使い方も見直すようになると仮説を立てたのでした。プレゼンでは自分たちにとって電気が便利なものであること、世界でみると日本は電気消費量が多いということ、誰もが使いたい資源が少なくなると争いが起こるということを説明していきました。

地球資源の持続可能性は人間の選択に委ねられている。これは資源に限らずいえるものかもしれません。自分たちの行動が様々な方向につながっているというものの見方をこれからも持ち続けていきたいものです。

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