タイトル: 玉石混交
探究領域: 万象究理
セントラルアイディア:
現象にはストーリーが宿る
[3・4年生]
4週目はテーマ学習は1日だけですが、引き続き多摩川で採集してきた石について実験を通して種類を特定していきました。
どの子も半分くらいの石は特定できていますが、写真だけではなかなか判断がつかないものもあります。
そんな時は図鑑に書かれている特徴を実際に一つ一つ自分たちの手で確認していくしかありません。
「もしもこれが泥岩だったら釘でこすれば傷がつくはずだし、ホルンフェルスだとしたらとても硬くて傷がつかないはずだよね。じゃ、釘を持ってきて試してみよう!」
「これはどれだけ力を入れて釘でこすっても傷がつかないから絶対ホルンフェルスだよ。しかもハンマーで割ったら図鑑にあるように鋭く割れたよ。ほら!」
「これは白っぽいから石灰岩のような気もするし、見た目は砂岩にもそっくりなんだよなあ。どっちだろう?石灰岩だったらハンマーで叩くと白い粉が出るって書いてあるし、チョークみたいに白い字が書けるらしいから試してみようっと。」
「これはチャートか礫岩なんだよなー。どっちだろう?チャートだったら叩けば焦げ臭い匂いがして火花が出るはずだし、しかも硬くてなかなかわれないはずだね。よし、ハンマーで試してみよう!」
こうして自分たちで様々な方法で実験を重ねながらそれぞれの石を特定していきました。
種類が判明した石たちについてはそれらが科学的にどのような特徴を持つとされているのか確認し、石コロカードとして特徴を書き出していきました。
来週はそれらの石がどのように(Causation)してできたのかなど目には見えない(Formではない)特徴に迫っていきます。
YI
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