タイトル: 銀河鉄道に乗って
探究領域: 時空因縁
セントラルアイディア:創造の原動力が想像である。
[5・6年生]
最初から最後まで宇宙の世界にはまりっぱなしでした。映画『インターステラ』のすさまじい影響力を感じるとともに、やっぱり子どもは(特に男子は)スターウォーズを始め、宇宙 SF が好きなんですね。
宇宙についてのマニアックな知識ほど知りたくなる……友達と激論しながら理解しようとする……そして、人類が地球を離れなければならない因縁に思いを寄せつつ、いかにして「第二の地球」を見つけるか妄想する……
こうした学びのプロセスこそ、科学として宇宙を学ぶのではなく、人類の歴史について、さらには、社会の盛衰について考える「時空因縁」領域の学びとして意義深いのです。
それにしても、すばらしい劇の出来映えでした。TCS 史上に輝く!と言っても大げさではないでしょう。考えに考え抜いたストーリーの素晴しさは言うまでもなく、役に真からなりきった演技がなにより素晴しかった。観客は完全に引き込まれていましたね。とても、とても、子どもの劇と片づけられない「本格派」でした。たった15分で壮大な宇宙のストーリーをまとまりある形で示すのは相当大変だったはず。そんな難題をクリアできたのも、子どもたちが本気で探究に没頭していたからでしょう。
興奮さめやらぬタイミングで、NASA が「地球のいとこ」と呼べる、人類が住めそうな惑星を発見したと発表したではありませんか。これってまったくTCS の子どもたちの「劇」とシンクロした内容。いつもながらこうした connecting dots が、さらに子どもたちの探究心にドライブをかけるのです。
RI
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