タイトル:ココドコ
探究領域:時空因縁
[2年生]
今週は地図完成に向けてのラストスパートの1週間となりました。
今回作成する地図の大きさはなんと模造紙2枚分。
上下の地図が合っていないと大問題です!
そのため、都度、道路や川のずれが発生していないかを念入りに確認していきます。
万が一ずれていた場合にはもちろん書き直し。
大変細かい作業ですが、ここが踏ん張りどころです。
地図の下書きと並行して、おすすめポイントの内容とレイアウトを検討中の女の子二人組。
様々なパターンのたたき台を準備して、クラスメイトに意見を求めます。
自分なりの工夫が盛り込まれていて、なかなか良いぞ!
下書きが完成すると、いよいよペンで清書していきます。
まずは、地図を縦横断する川や主要道路から書き込んでいき、次に細い道や建物を付け加えます。
少し離れた場所に椅子を置き、その上に立って地図を俯瞰しだす子ども達。
「うーーーん、僕たちが通ってきたルートを赤色でもっと目立たせた方がいいかも。」
「救世軍バザーの説明を貼る場所は、こっちの方が良くない?」
「上の地図に比べて、下のは写真の数が少なくて、ちょっと寂しいなあ。絵も描いてみようよ。」
自分たちの作品をより良くするためにはどうしたらいいか。
昨年1年間で探究の素地を鍛えてきただけに、「とりあえずこれでいいや」で簡単に終わらせない姿勢が頼もしく感じます。
「そういえば、地図にタイトルがないね。どんなのが良いと思う?」と尋ねてみると、「方南町おさんぽマップ」やクラス名を入れた「変とラマップ」などが出てきましたが、いまいちしっくりきていない様子。
「いろいろ歩き回ったんで、やっぱり『たんけん』って言葉を絶対に入れたいよ。」
「じゃあ、『方南町たんけんマップ』だ。」
「いいねーー!!早速、地図にタイトルを描こう。」
なんとかタイトルも決まり、建物や公園などを塗り込んで、地図は一旦完成。
誰からともなく自然と拍手が沸き起こります。
「もう間に合わないと思ってたけど、完成して良かったよ。」
ある男の子がぽつりとつぶやきました。
自分たちの力で大きな地図を作り上げたという達成感はもちろんですが、期限までに作業を完遂できたという安心の気持ちが同時にこみあげてきたようです。
本当にお疲れ様!!
あとはプレゼンテーションに向けての発表練習を残すのみ。
本番が楽しみです。
HY
※TCS2014年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。