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[1・2年生]

今週末は、いよいよ発表会。
それまでに、できるだけ図鑑の枚数は増やしたい。
まだまだ観察が続きます。

「このブツブツなんだろう?」
ヤブツバキの葉の裏を観察していた子が、
今まで観察してきた葉っぱにはなかったものを発見し、
もっとよく見てみたいと言ってきました。
ルーペで見ても、調べてみても、よくわからず。
そこで、理科スタッフの協力を得て、
電子顕微鏡で見てみることに。

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ブツブツのひとつが茶色く見えます。
よく見ると、緑色の気孔も見えています。
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みんなが気孔を確認でき、
葉っぱには、気孔という口がいくつかあって、
土から吸いとった水を息を吐くみたいに吐いていることを
本から知ることができました。
ブツブツは、理科スタッフから、シュウ酸カルシウムだと
教えてもらいました。

「この葉っぱの裏にも何かある。」
サンゴジュの裏には、ダニ部屋と呼ばれている
茶色いものが着いていると、図鑑に書いてありました。
「えー。ダニがいるのー。やだー。」
調べていた子はパニックに。
ほかの子が、サンゴジュの葉っぱを持って、
顕微鏡で見てみました。
%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A5%202013.11.jpgダニと言われたらダニのような・・。
ヤブツバキのブツブツよりも小さくて、よくわかりません。
サンゴジュのページには、
「虫嫌いな人は注意して」と、とっておき情報に、
記していました。
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今、取りかかっているものは、なんとしても完成させなくては。
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この図鑑は、TCSキッズに使ってもらうことが目的で作っています。
蚕糸の森で見つけた葉っぱを調べたり、
図鑑を見て、実際に葉っぱを見たいと思ったりしてもらいたい。
また、次回に「静かなともだち」を取り組む子たちに
続きを作りたいと思ってほしい。
そういった想いが込められています。
だからこそ、見たときに、面白いと思うものにしたい。
仕上げのもうひと工夫として、イラストを添えることにしました。
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しずくの形にはしずくの絵。  怪獣の口の形に見えた絵。

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サンゴジュのダニ部屋情報のとなりには、ダニ注意のイラストが載せてあります。

仕上げは、ページの順番を決めていきます。
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「似た形は近くがいいと思う。」
この意見から、グループ分けが始まりました。
ひこうきグループ・・葉っぱを折ると飛行機の羽形にみえる
きょしグループ・・鋸歯があるもの
ほそがたグループ・・形が細長い
ハートグループ・・葉脈がハートの形
へんな形グループ・・モミジとイチョウ

でも、鋸歯があって、葉脈がハート形に見えるものや
葉っぱの先端がハート形になっているもの
「ひこうき」と「ほそがた」が似ていることから、
どっちのグループに入れたらいいかわからないものが
出てきてしまいました。

「うーん。」「どうしよう。」

こんなときは、視点を変えてみては?
ほかの分け方はないか促してみると、
高い木と低い木に分ける
葉っぱが大きい順に並べる
あいうえお順に並べる
などの意見が出てきました。

ページの中央に実物の押し葉を貼っていることから
見た目の葉の大きさで、
ミニグループとビッググループに分けることになりました。
グループ内は、名前のあいうえお順で並べていくことになり、
順番が整いました。

次は、発表練習です。
今回は、ひとりひとつの葉っぱについて語る、
「葉っぱ語るべぇ」を発表します。
図鑑に書いたことをただ読むのではなく、
語ることを目指していきました。

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聞き取りやすい声の大きさで話せているか、
蚕糸の森公園の滝の前で練習です。
遠くの人まで聞こえてるかな?
お互いチェックをし合っています。

観察したことをわかりやすく伝えるために、
何度も言葉を直してきただけあって、発表内容は
練習前から、ほぼ覚えている様子でした。
あとは堂々と聴衆の前で発表できるかです。

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TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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