[1・2年生]
今週も、葉っぱの観察記録をつけていきました。
大きさは、図鑑に習って、小さい葉と大きい葉の長さと幅を
ものさしで測ります。算数で「長さ」を学習した2年生が
1年生の測定を手伝います。
色は何色だろう?
・・・みどり
どの子も色はみどりと書いています。
でも、みんな同じ緑ではありません。
そこで、絵の具ではどんな色を使うと、葉っぱの緑に近づくのか
色作りをすることにしました。
絵の具の緑をパレットに入れてみると、
どの葉っぱも「緑」ではありません。
黒や茶色を混ぜてみたり、少し金色を入れてみたり、
そうこうしているうちに、色が、近くなってきたり、離れてしまったり。
試行錯誤を重ねて行きます。
また、色に着目することで、葉の縁が濃くて、中央が薄いことや
1枚の葉が一色ではなく、まだらであることに気がつくことができました。
一つの枝に色々な色の葉っぱがついているのを見つけ、
取ってきた子もいます。
ピンクっぽい色のは、べたべたしてるから、
「べたべたピンクだ!」
色を作る前に色の名前ができました。
モミジを観察中の子は、
日に当たるモミジの色が出したいとのこと。
聞くと、「夕日に当たるモミジがきれい」というのが
その子の見つけたとっておき情報でした。
「どんなふうにきれいなの?」
きれいの中身を聞いていくと、
絵に描いて説明しようとしましたが、言葉が見つかりません。
それを見て、ほかの子も一緒にどんな説明がいいか考えていきました。
「太陽の光が跳ね返るってこと?」「跳ね返るのとは違うかな。」
「じゃあ、葉っぱが透き通るってこと?」「そう!それで線が見える。」
「葉脈が見えるってこと?」「うん、そうだね。」
会話の中で、モミジが日に当たると透き通って葉脈が見えるところがきれいと
言っていることがわかってきました。
色作りをしていく中で、とっておき情報として載せる言葉も
見つけることができました。
とっておき情報が見つからないときは、
図鑑から情報をもらう方法も使っていきました。
説明を一緒に読み、心に残ったり、「へぇー」と思ったりしたことを
記録していきました。
「ヒメはちいさいといういみで、ユズリハの中ではちいさい。
ユズリハはしたのほうに はえているのがおちると
あたらしい葉っぱがはえてきます。」
ユズリハというのは、
新しい葉が生えてくると、古い葉が世代をゆずるかのように
落ちていくことから名付けられていることを知り、自分の言葉で
記録をしていました。
そろそろ、図鑑の1ページ目が完成しそうです。
AN
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