[1・2年生]
発表に向けて、今まで確認してきたお米作りの手間を
まとめていきます。
「手型は、きちんと切り取った方がいいかな。」
「色がついている方がいいかな。」
作業を進めていく中で、「見せる」という意識が働き、
アイデアが浮かんできます。
色を塗るにしても、ただ好きな色を塗るのではなく、
記入した手間の内容に合った色をつけたり、
イラストを添えたりし始めました。
作溝は、溝を掘ることだから、溝と土に分かれたイメージの色に。
作業は、手間を記入する人、色をつける人、手型を切り取る人に分かれて、
着々と進みました。
たくさんの手型に根をあげるかと思いきや、
次々に仕事が回ってくることを楽しみながらやっている様子。
中には、「このテーマがいちばん楽しい!」と言い出す子も。
手型がだいたい仕上がってきたところで、
週の後半は、発表内容を考えていきました。
今回の発表では、お米作りの手間の説明をしたあとに、
一人ずつ、テーマで学んだことを述べるという課題を出しました。
「お米ができるのに、たくさんの手間がかかることがわかった。」
「おちゃわん1杯のお米つぶが4249粒もあった。」
「農家の人だけでなく、機械を作っている人も役に立っている。」
「おかげさまの人、ママ、パパ、孔子先生、・・・」
どうして孔子先生?
「筆者道(論語)には、いろいろ学べることが書いてあるから。」
2年生以上は、毎日論語を筆写するホームワークがあります。
そして、登校後、前の日に写した一節を音読する習慣になっています。
スクール内では、論語を耳にする場面がたびたびあるので、
1年生でも、孔子先生が頭に浮かんできたのでしょう。
お米に限らず、おかげさまの人はたくさんいて、
身近にいたり、遠くで見えないところにいたりもする。
一人がお米以外の視点で語りだすと、次々に自分にとっての
おかげさまは何かを考え始めました。
考え出したときに、何が見えてくるか、
どんな発表内容になるのか楽しみです。
AN
※TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。