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「「蚕糸の森」見っけ隊」~ふりかえり~

[1・2年生]

探究領域「時空因縁」のスタートとなる、「蚕糸の森」見っけ隊。
本テーマでは、身近なところから発見や疑問をたくさん見つけること、
そして、
自分の発見をとことん追究していくことをやっていきました。
発見は、ただ見つけただけではそれに尽きてしまいます。でも、
それが、どういうものなのか観察していくことで、新たな発見や疑問を見つけ出していきました。
探究を深めるキーコンセプトの「form」に着目し、
形・色・大きさ・音・におい・触ってみたらどうなっているかを確かめていきました。
特に、2年生は前テーマ「我感じる、ゆえに我あり」で、
自分たちには五感というすごい力があることに気づいただけあって、
五感をフル活用していき、それが1年生にも伝わり、
「滝ビール」「ミニ滝」「トンネル洞窟」の味を舐めて確かめるに至ったのでした。

場所の特徴をつかむことで、出てきた疑問に対しては、まず予測を立てた上で調べていきました。
「現人」に聞いてみる方法をとった際には、
公園管理をしている方々が、子どもたちの質問に丁寧に応えてくださり、
大変お世話になりました。
滝の水の中に消毒の薬が入っていることは、やはり聞いてみないと
わからないことでした。
そして、滝が流れていないときには、泡ができないことを発見できたのです。
石像の下に書かれている文字「蚕糸」を不思議に思い、辞典で調べてみると、
「さんし」と何気なく口にしていた言葉が、蚕を意味することがわかり、
子どもたちはびっくりすると同時に、わかったことに喜んでいました。
疑問の裏には、意図していることや、そのものの価値が潜んでいるのです。

発表練習が終わり、残った時間に蚕糸の森に遊びに行ったのですが、
このときにも新たな発見・疑問を見つけたのでした。
「滝が流れているのに、泡がない!!」「なんで?」
「薬が入っていないからかな?」すぐに予想が出てきます。
発見・疑問が限りなくあることを実感した瞬間でもありました。

また、翌週に行なったサマーキャンプでも、見っけ隊は大活躍。
田んぼの中で、かえるを見つけたり、山の中で羽化したての蝉を見つけたり。
テーマが終わっても見っけ隊は終わりません。
「!」「?」「モヤモヤ」3つのアンテナを感知して、
これからも限りない「!」「?」を追い続けていくことでしょう。

AN

TCS2013年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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