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建物の機能と自分との繋がり

[1・2年生]

「Thank you very 街」も残り一週間。
建物の機能と自分との繋がり_01テーマ発表会に向けて、ラストスパートです!
まず、自分が調べた建物と自分との繋がりについて考えて文章に表します。

最初、その建物についてどう予想をしたのか。
実際に調べてみて何が分かったか。
分かったことからどんなことを考えたか。
建物の機能と自分の生活がどう繋がるか。
「どう書いたらいいのかな?」
「ホームページに書いてあることをただ書くだけでは足らないし…。」
子どもたちは、悩みながら言葉を紡いでいきます。
「なんでコンビニには食べ物以外も売っているんだろう?スーパーマーケットとどこが違うのだろう?」
「どんな人が使う(機能)のだろう?」
新たに出てきた疑問については、予想を立てたり電話をかけて尋ねてみることで内容を膨らませていきました。
建物の機能と自分との繋がり_02そうして出来上がった文章を基に、マップ作りも最終段階に入ります。
マップには子どもたちが作った文章を要約して書き加えるとともに、
「シールの色が何を表しているのか書いたほうがいいよね?」
「どの建物の種類がいくつあってどのくらい多いのか分かったほうがいいと思うから、グラフ作らない?」
と、子どもたちから出てきたアイデアを活かして制作しました。

そうしてマップを見つめていると、新たな発見に至ることもありました。
「ラーメン屋がなんでこんなに多いのだろう?」
「ぼくの家の近くには少ないのにな。」
「ラーメン屋っていろいろなメニューがあるから食べられる人が多いから人気があって、だから多いんじゃない?」
「警察署、少ないね。」
「家の近くで、お巡りさんが居たの見たことある。」
「そっか、建物が無くても移動すればいいのかな。」
「青梅街道だったら、すぐ移動できそうだね。」
そうした発見も織り込んでマップ作りを進めました。
そして、迎えたテーマ発表会。
マップの内容や工夫に加え、一人ずつ建物の機能と自分との繋がりについて述べていきます。
関心を持つ剣道の道具を売っている武道具屋さんについて、
「趣味を支えるのも店の大きな役割。趣味は人のやる気を出します。」
劇団の練習や公演等に使うフリースペースについて、
「おもしろい劇が見られる。笑いを覚えられるし、楽しい気持ちになる。」
東京の建設労働組合について調べた子は、
「地震などで建物が壊れた時に直してくれる。それも地域住民のために活動していると聞いて、僕も実際に会って僕のために動いてくれたことがあって君子だと思いました。」
伝えたい相手の方を向いて話すことや、更なる考察の深堀も課題ではありますが、
それぞれが自分のことばで機能との繋がりを発表することができたと思います。

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TCS2012年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。

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