今週からはいよいよ本格的スタートです。
世の中の動きを学ぶために現代から少しずつ遡っていく事にしました。
まずは、2009~1945までを一気に遡ります。
地球環境問題・人権の話・核廃絶・地域紛争・・などの
まだまだ解決しなければいけない問題。
そして、冷戦時代。EUの成立。高度経済成長期。
連合国軍の占領。新しい憲法・・・
「なんでヨーロッパはこんな風にグループを組まないとけないと思う?」
子ども達と地図をみながら考えます。
「ん~わかった!ヨーロッパは小さいからだ!」「ほんとだぁ~!」
「グループ組むとどんないい事あるの?」
子ども達はEUに興味深々です。
ベルリンの壁ができた年にはある子のお父さんが生まれていました。
「パパの生まれた年だ!パパに聞いてみよう!」
「地下を掘って逃げた人もいるってTVでやってたよ」
「ドイツに住んでた事あるって言ってたから見た事あるか聞いてみる」
など、子ども達は歴史上の出来事1つ1つに非常に興味があり
年号が出るたびに教室にある父母・祖父母の生まれた年表を
見て、家族の歴史とつなげようとしています。
そして、毎日授業の後半の時間は作業の時間です。
だいぶ写真が集まってきました。
「ママのおじいちゃんとおばあちゃんの銀婚式の写真」
「パパのおじいちゃんで庭の滑り台で遊んでるの」
「お母さんの小学生の頃空港で撮ったらしい」
「パパとママの結婚式の写真」
「おじいちゃんとおばあちゃんの結婚のときの写真だよ」
「ママが大学生の時に仮装パーティしてるとこ」
色々素敵な写真が集まってきました。
子ども達は写真の事を話したくてしょうがありません。
こうして写真を集めて見るだけでも家族のつながりを再確認できるものです。
さて、いよいよ冬休み。
お正月 子ども達には大切な大切な仕事が待っています!
そう!写真のインタビューです。写真をもとに家族とたくさん話をして
家族の歴史を少しずつ紐解いてほしいと思います。
LM
※TCS2009年度探究テーマ一覧は、こちらよりご覧ください。