【探究領域】意思表現
【セントラルアイディア】話には要点がある。
<テーマ学習> 〜概要
誰かから聞いた話がずっと心に残っていることってありますよね。
私たちは聞いたすべての話を覚えているわけではなく、誰かが話したということをすっかり忘れていたり、それによって関係性がこじれてしまったりする場合もあります。なぜ同じ「話」なのに、ある話は心に残り、ある話はぜんぜん残らないのでしょうか?
毎日誰かと話をしているはずなのに、「話」ということについて深く考えることってなかなかないですよね。
今回のテーマ学習では、「話」の要点をつかむとはどういうことかを考えていきます。何の気なしに聞いている会話や目にしている情報、または読んでいる文字の中には、必ずキーとなる言葉や文があります。それが要点です。すでにそういったものの存在に気づいていてもここで一度しっかり意識してみることで、話をすること、コミュニケーションすること、対話をすることを違った角度から捉えられるようになります。
自分はこうだと思っていた話が他の人にはこう聞こえている、という違いを感じることもあるかもしれないし、なんとなくわかってはいてもそれを言語化することの難しさを感じたりもするかもしれません。いずれにしてもそういった人との違いや言語化の難しさにこそコミュニケーションの本質があります。
このテーマでは「偉人の名言」を足がかりとして、なぜその言葉が人々に響くのか、またどういった背景がそこにあるのかを考えていきます。そして、その偉人たちに関する情報のどこに「要点」があるのかを考えつつ、言葉に込められた力とはなんなのか?何が言葉を強くするのか?を考えながら、要点の掴み方を学んでいきます。
最終的に伝えられることをどう受け止めたらいいか、またどのように伝えたらいいのかが考えられることを目指していきます。
YII/AN
(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2023年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)