【探究領域】万象究理
【セントラルアイディア】見れば見るほど見えてくる。
<テーマ学習> レポート week 3
【特徴を見極めていく】知った知識や情報の整理してみよう!
week 3では葉っぱの特性と構造に迫っていきます。
まずはArtとのコラボレーションとして「葉っぱのフロッタージュ」を行いました。子どもたちはテーマ学習とのコラボ授業ということでテンション高めでしたが、初めて体験するフロッタージュに四苦八苦していました。
葉っぱフロッタージュする前に、まずはいろんなものを使って「擦って」いきました。
こすり方や浮かせることを意識しながら慎重に丁寧に絵として表していきます。
紙が破れてしまったり、強く擦り過ぎて模様が浮かび上がらなかったりと練習段階ではうまくフロッタージュできていませんでしたが、何度か練習していくうちに少しずつ細かく浮き上がってきた模様に、子どもたちも興奮気味。
強く擦ったり弱く擦ったりと筆圧を変えながら描いていきます。
「凸凹してる!」「なんかギザギザの模様が出てきたー!」とフロッタージュから見えてきた模様をしっかりと見ていました。
【 自主的に集めてくれた情報の共有 】
葉っぱが大好きな1年生。一人のキッズが自主的に近くの公園に行って葉っぱの情報をまとめてきてくれました。その完成度は「え??1年生??」と目を疑うほどの情報!その情報を全員に共有してもらいました。
プレゼンの内容は、存在している葉っぱの名前、特徴、そして自身のつけたオリジナルの名前、とすでに探究のお手本とも言える内容に、他のキッズも触発されていろんな疑問や発見を話してくれていました。
「その葉っぱってどんな大きさなの?」「その葉っぱの特徴はー?」「その葉っぱって紅葉山公園と同じものかなー?」「なんでその名前にしたの?」など集めてくれた情報の深さとそれを受けての考察や想像がいい雰囲気を作ってくれていました。
【 IT とのコラボレーション授業 】
ITのクラスでもITツール iPadを巧みに使って行いました。
ITの授業ではもう手慣れたカメラ使い。ピントや角度、距離や明るさ、そしてiPadのさまざまな機能を使いこなして「葉っぱの表、裏、拡大写真」を一人一人撮影して、気づいたことや、写真から発見した葉っぱの構造や特徴をシェアしてもらいました。
肉眼では見えない部分もiPadを使ってみれば、見れば見るほど見えてくるものがありました。
「葉っぱの表面って普通に見たら見えないけど、iPadで見たらこんなにざらざらしてるんだよ!」と見えていなかった部分が見えたことへの感動を語っていました。
week 3では葉っぱの構造や特性に、いろんな授業とコラボ簿レーションしながら触れていきましたが、week 4では子どもたちの視点や観点が広がってきたところで、さらにじっくりと植物に触れていきながら葉っぱの収集を続けていき、そして今まで見えていなかった植物の、疑問?発見!もやもやを深めていきたいと思っています。
HM
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2021年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)