【探究領域】時空因縁
【セントラルアイディア】場には限りない「!(発見)」と「?(疑問)」のタネがある。
<テーマ学習 レポート>
これまで見つけてきたものの中から、これは面白い!謎が多くてもっと知りたい!と思ったものをひとつ選び出し、それについて、発見と疑問、モヤモヤをノートに記録していきました。
「どっちにしようかな。」
何これ?というものを見つけ出してきたので、ひとつに絞るのも悩みどころですが、「これに決めた!」と全員決めることができました。
どこにあったか、どんな形か、発見したときにわかったこともあれば、スケッチすることで、全体を見回したり、手触りや同じものの個数を数えたりと新たな発見も出てきます。
「文字を光であてる道具だと思うのだけど、矢印のマークがあるのはどんな意味?」
「文字がひかりそうだけど、今は光ってない。もしかしたら、夜光るかも?」
眺めていると発見もあれば、疑問も湧いてきます。そして、疑問はモヤモヤにもなっていきます。
「UFOの形してるから、夜は宇宙に飛んでくかも。」
「もしかしたら、夜おばけと遊んでるかも。」と
決して嘘とは言い切れません。わからないのですから、こんなことがあったら面白そうと、十分に想像を膨らませることができます。
一方で聞いたらわかりそうな疑問も、もちろんあります。
そこで、次に、疑問から発見を生み出す「調査」をしていきました。
調査の基本は一次情報を得ることです。噂ではなく、直接、見たり聞いたりすること。
インタビューをして、知りたいことを聞き出すことにしました。
実際、紅葉山に行った場合でも毎回見っけ隊たちがやっていることであります。突然聞くので、聞き方によっては応えてもらえないこともあります。また、知りたいことが返ってこないことも考えられます。
家でのインタビューなら、身近な人なので、話しかけるのは簡単ですが、仕事中なら断られてしまいます。
「今、聞いてもいい?」「ありがとう。」などが言えると、聞かれた方も気持ちがいいものです。小さなインタビュアーたちの仕事ぶりはいかがでしたでしょうか。
「これって、10年前からうちにあって、その前は、ばあばが使ってたって。」
「それじゃ、いったいいつからあるんだろう?」
「この箱の中身ってバームクーヘンが入ってたんだって。でも、食べた覚えはないよ。」
「誰が食べたのかな。どんな味だったのかな。」
聞いて発見が生まれることもあれば、さらに知りたくなる疑問も生まれてくるから面白い!それを報告しあうことで楽しさも倍増します。
スクール登校するようになり、実物を持ってくることができた子もいました。どれも、見ると「えー、そんなのだったの?!」「意外だなぁ」といった驚きの声があがります。
誰がどんな発見をしたか、どんな疑問を持っているかを共有してきたからこそ、驚き、意外性を楽しむことができました。
オンライン上では、大きさを捉えるのが難しいのですね。
お互いに顔を合わせて、これまで、ぐるぐるしてきた「発見」「疑問」「モヤモヤ」の学びのアンテナを振り返っていきました。この思いをどう伝えていけばいいか。さぁ、いよいよプレゼンに向けて大詰めです。
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(参考) TCSテーマ学習について、以下よりご覧ください。
・2020年度 年間プログラム(PDF)運用版
・テーマ学習一覧表(実施内容)